ロシアは地理的にも文化的にも最も多様な国の一つです。この国では山、平野、森林、ステップ(砂漠に近い草原)、湖、川、海などありとあらゆる自然の形を見つけることができるでしょう。
また、ロシアは長い歴史と伝統を持ち、その歴史から生まれた音楽や芸術はロシアの文化的な遺産です。

課外活動はロシアの高校生の生活の一部です。多くの高校生が音楽学校や美術学校、水泳教室、ジム、語学学校などに通います。スケートボード、ローラースケート、自転車も人気です。

人々と地域社会

ロシアでは日本と同じように、家に帰るとすぐにスリッパを履き、家着に着替えます。その理由は、家で快適に過ごすことは彼らにとって大きな意味があるためです。ロシアでは両親が共働きのことが多いため、全員が揃って食事をするのは大抵日曜日だけです。
ほとんどのAFS生は、ウラル山脈あたりまでのロシア西部の小さな町もしくは南部の黒海周辺に配属されます。北はスルグトまたは極東のウラジオストックに配属されることもあります。
都市部の家庭の多くはアパートに住んでいます。一方、田舎では戸建てに住んでいる場合もあります。”babushkaバブーシュカ”(おばあさん)、”dedushkaデドゥシュカ”(おじいさん)、が家庭の中では特別な役割を果たします。週末や祝日は ”dachaダーチャ”とよばれる家族が田舎に所有するコテージ(セカンドハウス)で過ごすことがあります。

学校生活

ロシアの高校のほとんどが公立です。授業は8時に始まります。
学年は9月から5月で、短めの休暇が3回あります。
数学や科学に力を入れている学校が多いですが、ダンス、音楽、スポーツなどの課外授業を行う学校もあります。
AFS生は配属された学校で学校のスケジュールを組んでもらいます。

言語

公用語はロシア語ですが、ロシア各地域の公用語として27の言語、そして民族ごとに存在する言語は100を超えます。そのため、配属される場所によってはロシア語とそれ以外の言語を学ぶチャンスがあるかもしれません。
ホストファミリーのほとんどが外国語を話せません。そのため、AFS生のロシア語はとても早く上達します。
プログラムに応募するにあたってロシア語が話せる必要はありません。AFSロシアとしてプログラム開始直後にロシア語の集中レッスンを行い、プログラム期間中もロシア語のサポートを行っていきます。
プログラム終了時にはたくさんのAFS生が大学で行われるロシア語のテストに合格し、B1レベルの修了書を手にすることが出来ます。
また、ロシア人は慣用句(その地方独特の言い回しなど)をよく使います。もしそのうちのいくつかを知っていたら、とても感動されるでしょう。

食生活

温かな食事を1日に3回食べます。お昼には必ずスープがでてきます。
ポーク、チキン、じゃがいも、ロシア風ダンプリング、麺類などが食卓に並びます。
食後にはパン菓子やスウィーツを食べます。紅茶もコーヒーもよく飲まれます。ただし、紅茶については他の国とは違うロシア独特の飲み方があります。
ロシア式のピザとお寿司は絶対に食べてみてください!

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