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3.中南米で出会った人々

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-他の国から来たAFS生と集まる機会はありました?

萌: はい、到着してすぐに1回、滞在中に2回、帰国前に1回オリエンテーションがありました。最後はビーチでしたよ。

美奈: ビーチでオリエンテーション!?いいね~!

萌:
 「場所とってあるから好きに過ごしていいよ」って。コスタリカ中のAFS生が100人ぐらい集まって、2泊3日の間、遊んだり、語り合ったりしました。

美奈: パラグアイに来ていたAFS生は全部で30人ぐらいかな。オリエンテーション以外にも、同じ町にいたドイツとアメリカの留学生とはパーティーするからおいでよとか、個人的に遊ぶ機会がありましたね。アジアからはタイの子2人と私だけで、彼らとはすごく仲良くなりました。そのうち一人とは今もLINEでつながっていて、スペイン語で会話しています。

-日本のことはどれぐらい知られているのでしょうか。

美奈: クラスの子は「刀持ってるの?」とか「いつも着物着てるの?」とか、外国の人が思う典型的な日本をイメージしていましたね。日本がどこにあるのかも知られていなかったので、地図を指してここだよって教えたら、「え、これは島でしょ?国じゃないよこれ」って言われて、逆にびっくりしました(笑)。

萌: コスタリカでも地理的にはあんまり理解されていなかったです。あるとき学校の先生に、日本で大地震が起きたって言われたのでびっくりして調べたら、中国のことだったんです(2008年の四川大地震)。先生ですら日本と中国の見分けがついていないなら、生徒がよく知らないのも無理はないなと思いました。

美奈: アニメが好きな子はいましたけどね。ポルトガル語に翻訳された漫画もありました。

萌: 確かにアニメはやっていましたね、『ドラえもん』とか『キャプテン翼』とか。

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座談会中の様子

-留学中はどんなことで苦労しました?

萌: 言葉は結構苦労しました。家族は英語がまったくできなかったですし、最初のころは言っていることがギリギリわかっても、イエスかノーしか言えなくて、”自分の主張ができない”っていう、今までに経験したことがない辛さを味わいました。でもそこからは会話に絶対必要な単語をリストアップして使う練習をしたので、しゃべることにはだんだん慣れました。

美奈: 私はテストもみんなと同じように受けたので、最初の学期のテストは本当にわからなくて、結構苦労しました。辛かったというのとはちょっと違いますが、大変だなぁと。心理学とか経済学とか、理系のクラスだったので数学も難しかったですし。

萌: うん、やっぱり一から学ぶ言語での授業は難しいと思います。最後のほうになっても理解できたのは3分の1ぐらい。

美奈: そういえば途中でアジアの歴史をやったときに、先生に「ミナ立って」って言われて、「はい、これがアジア人ですよ。肌黄色いでしょ、髪の毛黒いでしょ」って見本にされたことがありました。あれはちょっと面白かった(笑)

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独立記念日のお祝い、学校にて(コスタリカ)

-文化や習慣の違いで苦労したことはありましたか?

美奈: パラグアイ人は本当におしゃべりが大好きなんですが、人を馬鹿にするのが面白いみたいな感覚があって、最初の頃の言葉がわからないときは、ちょっと嫌だなと思いました。

萌: わかる。コスタリカも人をいじって笑うことが多くて、度が過ぎていると思うこともありました。私は鼻が低いんですが、『ハリーポッター』でヴォルデモートがでてきたときに、「ほらモエだよ」って何度もいじられました。コスタリカ人同士もそういうコミュニケーションをするので、ふざけているだけってことはわかるのですが…。あと、街でチーナ(中国人)っていわれることは多かったですね。私自身アジア人だし、しょうがないかなと思いますが、知らないグループからそうやって言われるのはちょっと怖いというか、嫌だなと思いました。
美奈: うん、それはパラグアイも。もともと知らない人同士でも声をかけあう文化だし、ただの挨拶として言ってだけだと思うのですが、最初は嫌でしたね。最後のほうはまぁ慣れましたけど。

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