僕は高校1年生の夏、AFS短期派遣プログラムに応募し、オーストラリアで1ヶ月間を過ごしたことがあります。そのときは、年間留学は全く考えていませんでした。
直接的な契機が訪れたのは高校2年の4月でした。当時、僕は所属していた柔道部で練習に励んでいましたが、鎖骨を二度骨折してしまい、医者に半年以上は柔道ができないということを言われました。
「もはや日本で熱中できるものはない」そう思った僕は、短期留学での楽しかった日々を思い出し、年間留学に申し込むことに決めました。
僕の場合では、オーストラリアの生活の前半、ウェルカムファミリーとよばれる、正規のホストファミリーを探す間留学生を預かる家庭で生活しました。3ヶ月目に入った頃、ある9年生(中学3年生)の男の子から夕食に誘われたのをきっかけに、彼の家を訪れるようになります。
しばらくして、当時のホストマザーがこの家にホストを持ちかけ、ホストファミリーチェンジが決まりました。新しいホストファミリーはシングルマザー家庭で、本来、留学生をホストできるような余裕のある家庭ではありませんでした。
しかし、それでも受け入れてくださった気持ちに応えようと、僕は多くの家事をこなしていき、ホストブラザーに勉強を教えたりもしました。自分からいろいろな面で働きかけたことで、ホストファミリーとよい関係を築けたと思います。
オーストラリアは英語圏なので、留学が決まったことで、高校の英語に対してより真剣に取り組むようになりました。たしかに日本の英語教育は文法や読解偏重ですが、それでもしっかりやっておくにこしたことはないと思います。
留学中は、学校の課題をこなしたり、英文日記を書いたりしたことで、会話のみならずライティングや文法の力も伸ばすよう心がけました。その結果、英語のコミュニケーション能力を大きく伸ばすことができたと思います。
帰国直後には、英検準一級合格、そしてTOEICで885点を取得しました。
高校を1年間休学して留学した僕は、帰国後、新しい学年に入りました。しかし、友達を作るのにはあまり苦労しませんでした。日本では言語の壁もないし、自分から積極的に話しかけるようにしたことで、自然と友達が増えていきました。
高校の勉強に関しては、出発したときと同じレベルから始めるので、ペースをゆっくり取り戻していくことができました。留学を通じて英語が得意になったこと
はもちろん、留学中の苦労を乗り越えたことが自分にとって自信となっていたので、大学受験についても、精神的に余裕を持って臨めたと思います。
一年、学年が下がることに抵抗がある人もいるかと思いますが、実は得することもたくさんあります。
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