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高津尚志さん (AFS30期生 1983年~1984年)
スイスのビジネススクール IMD 日本代表
1983年にカナダのケベック州に留学後、早稲田大学政治経済学部を卒業し、日本興業銀行へ入行。数年後には、ボストン・コンサルティング・グループやリクルートでキャリアを重ね、数々のグローバルプロジェクトを成功させる。
リクルートWorks編集長を経た後、現在、スイスの世界的ビジネススクール「IMD」の日本市場責任者として、日本企業のグローバルリーダー育成に携わっている。著書に『なぜ、日本企業は「グローバル化」でつまずくのか(日本経済新聞出版社)』など。

 

—AFSでの体験はその後のキャリアでどのように生きていますか?

当時、高校生の留学といえばアメリカに行って英語を学ぶというのが固定概念だったときに、たまたまの偶然ではありましたが、私はカナダでフランス語を学ぶことになりました。その後日本に戻ってからもフランス語を学び、大学生や社会人になってからはフランスに出かけ、今はスイスの学校で仕事をしています。AFSの1年間は、人と違う生き方を厭わない人生のきっかけだったのだと思います。
また、私は旅行や会議等でバングラディッシュ、中国、台湾、韓国、ドバイといった国々を訪ねたりしていますが、「なるほど、確かに違うけれども人間というのはどこか同じところがあるから、こういう風に話しかけていけば仲良くなれるんじゃないか」など、人との接点を見つけることができる感覚は、留学中さまざまな国から来たAFS生と楽しく遊んだ経験から学んだものです。

AFS体験がその後のキャリアにどのように生きているか (動画)

—AFSならではの魅力は何だと思いますか?

今は、世界の経済を語るにしても社会を語るにしても、いわゆる先進国やG7の国々だけではなくて、新興国やG20の国々など、今までよりも多くの国々が混ざっていかないと解決しないという世の中に生きています。その中でAFSが40~50ヵ国と交流があることは、極めて大きな財産だと思っています。
「グローバル化」はカタカナで言うと少しわかりにくいですが、「Globe」、つまり地球を「球」として捉えることです。その視点を自分の中に持てるかどうかが、これからのグローバルな人間の大きな課題だと思っています。世界中の様々な地点にいる人たちと語り合うことを通じてこの視点を持てるということは、AFSプログラムのかけがえのない魅力だと思っています。

AFSの魅力 (動画)

—留学を考えている人に、メッセージをお願いします。

人ってイキイキしている人のことが好きですよね。その対象が例えばバレーボールでも、相撲でも、コンピューターでも、「私はこれが大好きなんです」といってそれに一生懸命取り組んでいる人というのはだいたい輝いていますし、そういう人たちを見る目はだいたい温かいものです。ですから、何か夢中になれるものを持つことが大事だと思います。
また、親や先生といった先を歩む人の役割というのは、海外に行ってみたいと若い人が好奇心を持ったときに、どうしたらその好奇心に蓋をしないで言い返してあげられるかだと私は思います。

留学を考えている人へのメッセージ (動画)


この記事のカテゴリー: インタビュー・座談会 カナダ

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