2010/2/12 - AFS友の会新年会レポート
「空飛ぶドクターの海外旅行と健康管理―AFS体験を生かした仕事」
坂本泰樹氏(YP18)
2010年1月31日、東京オペラシティタワー54階の「東天紅」でAFS友の会新年会が開催されました。YP1期生2名、最も若いYP52期生1名、日本在住の海外元AFS生3名を含むリターニー、学生・社会人ボランティアなど、100名近くの方々が参加なさいました。
ゲストスピーカーにお迎えしたのは医学博士で「空飛ぶドクター」としてご活躍の坂本泰樹さん(YP18期)。学会や趣味の海外旅行で訪れた国は45ヶ国という坂本さんのお話は旅の写真やお得意のジョークがふんだんに織り込まれ、楽しく、面白く、そして何よりも有益な内容にあふれていました。
坂本さんは1971年にAFS留学生としてニューヨーク州ウェストフィールドに滞在。帰国後、医学の道に進まれ、米国の大学にも2年間留学。現在は泌尿器科専門医として国立病院機構小倉医療センター、国家公務員共済千早病院で非常勤医師を務めていらっしゃいます。海外旅行から得た豊富な経験を基に2005年、旅行医学の個人事業「カノヤ・トラベルメディカ」を設立なさいました。「旅行医学」とは従来の縦割りの専門医科とは違った新しい分野で旅行時の健康管理を主眼とします。日本でも2002年に「日本旅行医学会」が創設され、坂本さんは評議員を務めています。「カノヤ・トラベルメディカ」では旅行医学の大事な知識・情報を広めるために講演会や医療相談などのサービスを提供する他、「空飛ぶドクター」という名を商標登録し、添乗医として活躍する新しいビジネスを始められました。実績はまだ多くはないそうですが、夢はメディカルツアーの実現、特に高齢者や障害者、あるいは末期ガン患者の方など、病気で旅行をあきらめている方たちの夢を叶える医師添乗付ツアーや健康増進を目的とするヘルスツアーだそうです。また、AFSでも大活躍をなさっています。外務省主催の「21世紀東アジア青少年大交流計画(通称JENESYSプログラム)」ではその一環としてAFSも毎年約660名の短期留学生を受入れていますが、2008年、2009年には京都、広島などを訪問するツアーに坂本さんが添乗医として同行し、薬による生徒の迅速な治療に務められています。この2年間、インフルエンザに罹った生徒はゼロということは坂本さんの貢献によるところが多いと思います。
海外旅行での健康管理、病気予防について細かく、丁寧に説明してくださいましたが、その内のいくつかをかいつまんでご紹介させていただきます。
☆ 海外旅行中、医師の診察に必要な3点セットその他にもたくさんの注意事項やアドバイスをいただきましたが、すべて海外旅行のみならず、日常生活にも応用できる、大変有益な情報でした。これからも病気、予防に関する正しい知識を広めてくださり、健康な日常生活と安全で楽しい旅行の実現に貢献してくださいますようお願いいたします。そして坂本さんの夢のツーリズムが一日も早く具現化することを楽しみにしています。