2008/1/17 - 世界で出会ったAFS(6) ~ドイツ~
夏休みで街中に観光客が溢れる中、AFSドイツ・ベルリン支部(本部はハンブルグ)は、留学生到着直前の最終段階で大忙しでした。まだホストファミリーが決まっていない留学生がいる!ホストスクールが休みで連絡が取れない!受入生のキャンセルが出た!など、あらゆる問題が生じるのもこの時期です。
留学帰国生の80%がボランティアとして活動
ベルリン支部の職員は、ビエテさんとガビさんのふたりのみ。普通なら終始バタバタしてしまいそうですが、不思議とそんな様子もなく落ち着いた様子でした。ディレクターのビエテさんは「こういう時でも多くのボランティアが支えてくれているから、何とか成り立ってます」と余裕の笑顔。
ドイツでは留学帰国生の約80%が何らかの形でボランティア活動をしているそうで、ベルリン界隈だけでもその数は800人以上。ですから、ドイツ国内に散らばったAFS留学生たちのケアは、その地区に住む帰国生が中心に行っています。
日本だと多くの大学生は都市に集中するため、地方のAFS生のケアを行うには人が足りないようですが、ドイツではそういった心配はありません。

ベルリン事務所は中心地よりもバスで15分ほど離れた比較的静かな場所にあります。静かなオープンカフェでランチタイム。手前から右回りにガビさん、クレスさん、マルコスくん、ビエテさん
学生ボランティアが大活躍!
夏休みのせいか事務所はボランティアの学生達でにぎわっていました。お世話になったマルコスくんとクレスさんは、ともにベルリンで一人暮らし(ベルリンの家賃は広めの1DKで4~5万円台と東京に比べたらとても安い)。事務所からも近いこともあって、毎日のように事務所にやってきてはパソコンに向かって仕事をこなしています。1週間後に海外に出発する留学生たちの出発前オリエンテーションの資料作りです。「そういえば私も毎日のように事務所に通っていた時期があったな…」と思わず自分の学生時代を思い出しました。
マルコスくんはボリビア、クレスさんはアメリカのAFS留学帰国生。マルコスくんは 「AFS is my life!」というほどAFS活動に積極的で、最近では派遣生の面談にも関わっているそうです。留学希望者は随時受け入れているので、その都度面接が行われます。審査基準は面接と高校の内申書、志望動機を書いたエッセイ。ドイツでは高校生の海外留学は珍しくなく、特に英語圏の人気が高いそう。そんな中でAFSは他の団体との差別化を図るため、AFSの理念や目的などを積極的に地方のマスコミに発信しているそうです(都市での発信はなかなか難しいらしい)。

ベルリン支部は東側のほとんどの地域を担当しています。広範囲に及ぶため、それぞれの地域ボランティアの協力が不可欠です
事務局長のオリバーさんも南アフリカのAFS留学帰国生。今でも2年に1度は南アに里帰りしているというほど、南アの魅力にとりつかれているそう。南アフリカは2010年にサッカーワールドカップの開催地に決定しているだけに、今世界中から注目を浴びている国の一つです。日本からの派遣はまだ行われていませんが、近い将来交流が持てるといいですね。


1989年にベルリンの壁が崩壊してから今年で19年。
写真上は崩壊直後の映像で世界中に流れたブランデンブルク門前広場。壁の上で大勢の人が両手を掲げて喜ぶ姿が印象的でした。今となっては壁の面影は全くありませんが、ベルリンのシンボル的存在として多くの観光客でにぎわっていました。
写真下、「ベルリンの壁博物館」近くには、かつて西と東の通行口だったチェックポイントがそのままの形で残されています
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