去る6月19日、伊那市いなっせにおいて秋組ハンガリー生の送別会と63期夏組派遣生の壮行会が開かれました。バイオリン演奏や「カントリーロード」の合唱ありのにぎやかな会でした。

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去年の8月終わりにたった1人でハンガリーから日本に来日して、たった1人の秋組生として長野南信に配属になりました。来日当初はちょうど、ヨーロッパでの難民問題が母国で深刻な状況となりニュースに取り上げられ始めた頃でした。遠く離れた島国の日本ではなかなか実感がわかない中東の難民問題も、肌で感じている彼女は、1年の日本での留学を1分1秒たりとも無駄にしたくない、との強い思いがあることを、ことあるごとに感じさせられました。

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日本語は来日当初から上手でしたが、ますます上手になりました。いつもノートに好きな歌の歌詞や、覚えたい言葉をメモしていました。

また、ハンガリーには高い山がないそうで、毎日通学途中に見える北アルプスの山々が大好きになりました。留学中に木曽駒ヶ岳と北八ヶ岳を登ったこともいい思い出となったそうです。

高校のダンス部でかけがえのない友達ができて、学校が大好きで、帰国寸前まで通学する予定です。送別会では、ダンス部で文化祭に向けて練習しているダンスを披露してくれました。  支部からはこの1年の写真をDVDにまとめて上映、プレゼントしました。

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世界へ向かってジャーンプ!!仲間がいるから頑張れます!

63期夏組として世界へ出発する支部の派遣生は9名います。アメリカ、メキシコ、フランス、ベルギー、イタリア、ノルウェー、ドイツ、ポルトガル、香港。この1年、支部の集まりを重ね、同期としての絆もしっかりできました。それぞれに熱い思いをもって8月、9月に出発します。

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左からノルウェー、フランス、イタリア派遣の63期生。フランス語では何と言うの?あぁ、イタリア語と似ているね…。派遣国への期待とちょっぴり不安も。支部の留学生の日本語の上達ぶりに大いに刺激を受けたようです。

留学を終えようとしている生徒、これから始まろうとしている生徒。若い人たちの充実感、期待感、互いに励まし合い、別れを惜しむ、そのまぶしいばかりの姿に、集った他の大勢の皆も心動かされた会になりました。

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ホストファミリーには感謝しかありません。これからもずっと交流が続くことを祈っています。

支部へのお問合せ

(公財)AFS日本協会 長野南信支部
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