8月14日(日)~8月16日(火)の2泊3日、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、2017年に出発するAFS64期派遣内定生のオリエンテーションを行いました。

AFSでは出発前に2度のオリエンテーションがあります。
一度は出発直前で、もう一度は選考に受かってすぐという“冬出発のため出発まで半年、ないしは夏出発のため出発まで1年間あるという時”です。

今回のオリエンテーションは、多くの派遣内定生にとって“ほぼ初めてAFSに触れる機会”になったかと思います。知り合いにAFSで留学に行って人がいる、ホストファミリーをしたことがあるなどの理由で前々からAFSを知っていた派遣内定生もいれば、数ヶ月前にAFSの存在を知り、選考試験を受け、オリエンテーションに来た派遣内定生もいました。そのような中、一斉に集まる派遣内定生の様子は様々であり、138人もの派遣内定生の中にも多様性を感じました。

2泊3日、AFSの歴史や理念について学ぶところから、留学での目的を話したり、派遣先という異国での人間関係など日常考える機会のないものを考えたり、これからの準備に向けてなどなどを、派遣内定生が16班に分かれて、ディスカッションやアクティビティなどを通して考えました。

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また、今回のオリエンテーションに参加した全ての派遣内定生と学生ボランティアが一堂に集まる場では、いまの派遣内定生には想像もつかないような大先輩の話を聞いたり、派遣内定生同士が自由に関わったりする中で64期生としての絆やこれから頑張ろうと言う決意をみせてくれました。

「将来は国連で働き、世界平和に貢献したい」(アルゼンチン内定生)
「コスタリカは軍隊のない国。平和について考えていきたい」(コスタリカ内定生)
「留学して海外に行くのが夢だった。追い求めるのが同じ人が一緒なのがこんなに楽しいなんて」(アメリカ内定生)
「来てみたらみんなの目がきらきらしていた。強い気持ちの人と話せてよかった。世界中を回ってパフォーマンスをして、音楽を通して世界平和を築いていきたい」(アメリカ内定生)
「大物になってNHKプロフェッショナルに出たい」(フランス内定生)
「スペイン語航海士になりたい」(ボリビア内定生)
「自分は見ている視野が狭いので、できるだけ親から自立したい。アメリカで学んだ英語と視野の広い先生になりたい」(アメリカ内定生)
「看護士になりたい。ボランティア団体に入って海外に行きたい」(タイ内定生)
「日本人も受け継がれた魂があるように、その国を肌で触れることで学びたい」(ドイツ内定生)

今回のオリエンテーションは64期生にとっての初めてのオリエンテーションでした。
オリエンテーションはどのようなものだろう、と多少表情が硬かった派遣内定生も、2日目3日目と各班でのディスカッションや食事などの時間や、全体が集まる場などで派遣内定生同士が会話することを通し、緊張も解け、よりAFSについて知り、64期生としてこれから共に頑張る仲間として仲を深めていました。

138人もの派遣内定生がいることで、当然のようにいろいろな子がいて、一人ひとり性格が違い、派遣内定先が違い、出身が違い、将来の夢が違い…
班を盛り上げるムードメーカーような子もいれば、大人数でのオリエンテーションに戸惑いを見せたものの2泊3日で慣れていった子、これから出来ることを一生懸命頑張ろうと、やる気に満ちた目を最後に見せてくれた子…

普段の生活では関わる機会のない人とも関われる2泊3日であり、派遣内定生がそれぞれに刺激し合い、日本にいる中でも小さな異文化交流をすることで、留学に向けて前向きに考えてくれるようになったと思います。

これから準備する上でも派遣先に出発した後でも、どう過ごすのも派遣内定生一人ひとり次第であるからこそ、これから半年後や1年後にそれぞれ迎える出発に向けて、しっかり準備してくれることを学生ボランティア一同願っています。そのきっかけに今回のオリエンテーションがなったと信じています。
次の出発前のオリエンテーションでは、留学への準備を進め、いま以上に目を輝かせた派遣内定生に会いたいと強く思います。

AFS64期 夏オリエンテーション 東京会場
学生責任者 浅田太郎


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