私たち京都支部の広島平和学習会は、3つの柱から成り立っています。広島を訪れる前に歴史などを学び意見交換を行う事前学習会、現地での平和学習ツアー、体験し感じたことを発表し話し合う平和学習会です。
今年は京都支部の春年間生、アレイナ(オーストラリア)、ユージャ(中国)、ペドロ(ブラジル)が支部の学生達と学びました。

10月29日の事前学習会では核兵器や平和について留学生と支部学生が議論し、ツアーに向けての知識を蓄えました。ハンガリーから来日中の秋短期生も参加しました。

11月12日の平和学習ツアー、留学生の3人は、学生ボランティア2名とともに早朝の新幹線で京都を発ちました。
広島に着くとさっそく原爆ドームに向かいました。この地で亡くなった多くの人達を思ったのか、彼らの表情も悲しげでした。奉納されたたくさんの折り鶴に興味を持ったようです。その後、いくつかの石碑を巡りました。
原爆資料館では軍隊や被爆者の服を見て当時の様子を知り強く心を打たれたようです。涙ぐむ生徒もいました。
語り部の寺本さんの話には熱心にメモを取り、積極的に質問していました。「平和のために、復讐の連鎖はよくない。やり返すのではなく、二度と起こしてはいけない。」という言葉が留学生達の心に残ったようです。
最後は宮島で鹿と戯れ、広島を満喫して帰路につきました。

11月25日の事後学習会は、京都橘高校の1年生のクラスで行いました。大阪三島支部の留学生2名も一緒です。
ホストスクール以外の高校での交流は刺激的だったようで、それぞれの国の話をしては平和について熱く語り合っていました。
留学生にとっても視野を広げるよい機会だったと思います。

この広島平和学習会をきっかけに、生徒達が平和について深く考え、思いやりのある人に成長してくれることを願っています。

京都支部
学生支部員 向野美沙

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