2018年6月30日(土)グローバル・キャリア・セミナー for Youth~「10 代から考える世界のハローワーク」が開催されました。

このイベントは、将来のグローバル人材育成を目指して、多様な国々、特にこれまで一般的でなかった新興/発展途上国への留学の魅力を伝えようと、AFS日本協会が主催し、駐日チリ共和国大使館の共催のもと、実施致しました。また、後援団体として、駐日ブラジル連邦共和国大使館、在大阪チリ共和国名誉領事館(タカラベルモント株式会社内)、公益財団法人大阪国際交流センター、公益財団法人大阪府国際交流財団、関西 SDGs プラットフォーム にご協力いただきました。

当日の会場は、後援団体である在大阪チリ名誉領事館のあるタカラベルモント株式会社の大阪ショールーム「TB-SQUARE」セミナールームをお借りし、当日は、会場に約60名が集まりました。

基調講演では(馬越恵美子さん/桜美林大学教授、異文化経営学会会長)による「グローバル企業におけるダイバーシティ(多様性)の活用~自分のキャリアを構築するために大切なこととは~」をテーマに、参加した中学生にも親しみやすく、ご自身のご経験について、笑いを交えながら大変楽しくお話してくださいました。
なかでも、フランスにおける「グローバル企業」と、海外事業を展開する日本企業のあり方の違いには、中高生のみならず、当日参加された保護者や教育関係者の方々からも、なるほどという声が上がりました。
「海外で事業を行っている企業」=「グローバル企業」と、単純に結び付けられない奥深さを、参加された皆さんが感じられたことと思います。

続いて、パネルディスカッションでは、「私たちが“国際的人財”になるために必要なこと」をテーマに、基調講演に引き続き、馬越恵美子さんのほか、林 渉さん(元駐チリ共和国日本国大使、タカラベルミント株式会社顧問)、古賀健司さん(JETRO大阪本部 ビジネス情報提供課 プロジェクトマネージャー)、中西知子さん(兵庫県立大学講師、元国際協力機構、元NPO法人国境なき子どもたち)にディスカッション形式でお話頂きました。(進行役:AFS日本協会職員 藤澤紀子)

パネリストの多くは高校時代に留学経験はなく、古賀さんは高校時代には、今のように海外とつながる仕事をするとは想像していなかったそうです。ですが、現職でベトナムなどアジアの国々に訪れ、新興・途上国ならではの熱気を現場で感じてこられたことなどを学生目線でもわかりやすくお話下さいました。
一方で、中西さんは高校時代の恩師との出会いが、今の人生においても大きな出会いであり、高校生のうちから、出会いや経験の幅を広げることの意義を感じさせて下さいました。そして、林さんからは、大使時代の同僚の中に元AFS参加生がおり、高校留学の経験が、彼らの大きな自信につながっていただろうとお話され、高校時代の経験が、人生における大きな糧になることを、客観的な視点から教えて下さいました。

ワークショップでは、AFS日本協会インターンの亀岡秀行が進行し、スペイン語圏の大学生留学生のほか、AFSプログラムボリビア帰国生の西川まこさん(立命館アジア太平洋大学)、アメリカ留学経験者の山本葵さん(近畿大学)とともに「考えてみよう、海外に行った自分」というテーマで、海外の生活を具体的にイメージできるような、トークセッションを行いました。

最初に、ウォーミングアップを兼ね、南米をメインにした海外に関するクイズを行い、日本ではなかなか情報に触れることのできない国が世界に多くあると言うことを知ってもらいました。

更に海外留学経験者に海外でどのように暮らしていたかを写真を見てもらいながら、日本との文化の違いを中心にみんなで話し合いました。参加した中高生は、例えばスペイン語圏の国では1日に4回食事を取る国がある、ということなど、訪れたことのない国の生活に思いを寄せました。

最後は、英語以外の外国語の魅力を知ってもらうためにネイティブスピーカーによる身振り手振りを交えたスペイン語ミニレッスンを行いました。
中高生の皆さんは最初こそ戸惑っていましたが、最後の方になってくるとラテンのテンポで交流ができるようになっていました。

今回、参加者した中高生からは、「新興国にいってみたい」「英語以外の第三言語をもっと知りたい」という声が聞かれ、参加した多くの方に、「新興・途上国の魅力」や「世界の舞台で活躍できる人材」について、感じてもらうことができました。
参加した中高生にとり、留学生との交流や、海外文化触れる機会となった本セミナーは、関係者・参加者全員の笑顔で幕を閉じました。


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