「ヤッホー!よろしく」とベスが我が家にやってきたのは、夏休みが始まってすぐの頃でした。
日本語は話すのも、読むのも書くのも本当に上手で、「なんて頭のいい子なんだ」と思いました。

明るく何でも話すベスは、城北高校の友達も多く、いろいろな相談を受けていました。
友達の家に行くと言って出かけたベスが、交通事故に遭った時は本当に驚きました。救急車で搬送されましたが、幸いにもかすり傷程度で済みホッとしました。

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そんなベスですが、生活面では日本人の感覚と少々ずれているところもあり、誤解されることも多かったようです。
ベスは、日本人代表の私たちに何度も注意され泣いた夜もありました。
例えば、あまり帰りが遅いので、私が怒ったら、泣いて謝りました。
ご飯の時に椅子に足を上げるとか、玄関の靴をちゃんとしまわないとか、文化の違いと言ってしまえば、それまででしょうけど、日本に来て日本の文化を勉強しに来ているわけですから、日本のルールを教えるのは当然だと思います。
最初はわからなかったようですが、素直なベスは「日本人の心」を徐々に理解したようです。
たった半年間でしたが、濃くて楽しい毎日でした。

3月からは飛び級で大学生になるベス、また会える日を楽しみにしています。そして、ベスと巡り合わせてくれたAFS に感謝します。

2014年にニュージーランド留学生べスさんを受け入れ
Aさんファミリー(静岡)


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