私は1ヶ月間、アメリカ・サンディエゴ州のカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の寮で、80人を超える世界各国のAFS生と共に生活をしてきました。

寮は、大きな“スウィート”の中が6つの小さい“ルーム”で分かれている形でした。洗面所、トイレ、シャワーは15人のスウィートメートとシェアをしましたが、ルームは3人部屋で、2人のイタリア人とのシェアでした。

プログラムが始まったばかりの頃は、イタリア人が多かったため、イタリア語が飛びかい、イタリアの文化に慣れず大変でしたが、問題があるときはみんなで共同スペースに集まり、話し合いました。
最初こそは問題がありましたが、文化や言語の壁を超えて仲良くなった友達との絆は1ヶ月で築いたものとは思えないぐらい強いものになりました。
別れの時に、みんなで号泣し、ハグをしながら「またみんなで絶対に会おうね」と言い合ったことは絶対に忘れられません。今でも、SNSを通じて連絡を取り合っている友達もいます。

普段の生活で一番楽しくて、思い出に残っているのが、授業でのディスカッションです。
同年代の世界各国から集まった人たちと環境・難民・人権・などの様々な国際問題を話し合いえる機会は滅多にないと思います。
また、日本人だけで話し合い、学校で授業を受けて学ぶこととは一味違いました。自分の出身国の問題を自分自身の視点から話し、伝えるので、メディアでは取り上げられないような生の声だったり、実体験だったりを聞くことができます。一つの問題に関しても、様々な意見が出るのでとても勉強になりました。

午前の授業の後は、毎日違うアクティビティをしました。自分が好きなものをリストの中から選べる日もあって、とても自由でした。
土日は遠出の遠足や旅行に行きました。

アクティビティの中で一番衝撃的だったのは国境に行ったことです。メキシコとアメリカがフェンスで分かれていて、家族がその隙間から指先だけでも触れ合おうとしている光景を見ました。
もちろんこの光景にも衝撃を受け、印象的でしたが、私が一番驚いたのは、2人の立場の人から難民問題について聞いた時でした。
1人は国境警備隊の人、もう1人は難民問題の支援をしている団体の代表の方でした。両サイドの話を聞いた直後、私は警備隊の方の話の方が納得でき、賛同できると感じました。ですが、その後AFSのみんなと話し合った際に、彼の発言には差別的な表現やニュアンスがあったことに気づかされました。
何も考えずに話を聞いて、そっちを選んでいたと思うと怖くなりました。先入観を持たずに広い視野で物事を考えることは、本当に難しいことだと身を持って感じました。

こんなに濃い1ヶ月は初めてでした。長い間かけて学んだり、行ったりするアクティビティを1ヶ月にぎゅっと詰め込んだような贅沢なプログラムでした。
新しい環境に踏み込んで、大変だったことや苦労はたくさんありました。でも、だからこそ得られた自信、知識、友達、経験は一生ものだと思います。

-アメリカ・サンディエゴ(UCSD)派遣生

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