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日本を出発してから半年が過ぎました。私はこの半年間で様々なことに出会うことができました。日本との違いを知るたびに驚き、「今、外国で暮らしているんだ」と実感させられます。
ベルギーに来て初めてベルギーを実感したのは言葉でした。当たり前のことですが、日本語が通じないのです。出発する直前まであんなにも話していたのに、11時間飛行機に乗っていただけでがらりと環境が変わったのです。そこでようやく私は留学していることを実感することができました。

ベルギーに来て大変だったのは、学校に慣れることでした。日本では一日6時間授業が一般的で私の学校もそうでした。その6時間でも少しきついと感じていましたが、ベルギーでは水曜日を除いた4日間は一日8時間も授業があります。
さらに、休み時間は15分休みと昼休みしかありません。授業は選択制のため、代わりに週に7時間ほど自主学習の時間があり、その間は友達と話したり、宿題をしたりして過ごすことができます。
休み時間が少ない分、この時間は私にとって友達と過ごせる楽しみな時間でもあります。

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クラスメートと教室で

学校の中で一番驚いたことは、学校・生徒主催のダンスパーティーです。ダンスパーティーと言っても社交ダンスのようなものではなく、ディスコといった感じです。
学校主催とは言え大きな機材を用意して、セキュリティの方々もいて、またベルギーでは16歳から飲酒が可能なので、端のほうではアルコールなども売っていて、本当に学校の行事なのかと疑いたくなるほど盛大なものでした。

学校だけじゃなく、私の住んでいる町でもこういう催し物がよく行われます。演奏家を招いて音楽会をしたり、町の有志の方々で劇を行ったりと様々です。
そこで私はウェイターのお手伝いをさせてもらいました。ここでは、学校のように同年代の人ばかりでなく年配の方々の話を聞くことができ、学校とはまた違った一面を体験することができました。
ベルギー人はおしゃべりが大好きで、演奏や劇が終わったあとも2時間や3時間はたくさんの人が残って喋ったり飲んだりしています。ここもやっぱり日本人とは違うところかなと感じました。

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ダンスパーティーでクラスメートと

約半年。段々と言葉を理解できるようになり、色々と体験して少しずつ楽しいことが増えてきました。しかし、ベルギーに居ることができるのも残り4ヶ月です。これからは自分ももっとベルギーを感じていくことに加えて、逆に日本のことをもっと多くの人たちに発信していきたいと思っています。

最後に、両親、AFSの職員・ボランティアの皆さん、このような素晴らしい体験の機会を作っていただき本当にありがとうございました。

2013年3月 ベルギーより
AFS59期生/ボランティア奨学生 岩見尚樹

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