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姉弟と。Guanacasteへの旅行途中に

到着オリエンを終えて、初めてホストファミリーに逢った日。ただただ、どんなファミリーか期待でいっぱいでした。
コスタリカでは、家族と過ごす時間をとても大切にします。ある日ママが、「ここはあなたの家だから、遠慮せず、自分の家のように過ごしてね」と、まだスペイン語が全然理解できなかった私に、身振り手振りで伝えてくれました。

そして私の家族は、月に一回家族会議をします。嫌なこと、直してほしいこと、面と向かって伝えることで、より深まった家族になれるように心がけているそうです。この習慣のおかげで、思いやりながらも快適に過ごせる家になるのだと思います。

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家の前で、お姉ちゃんたちと。親戚のパーティーに行く前

休みの日には、姉弟で分担して家事をします。11歳の弟でさえ家事全般をこなせるというのは驚きでした。私は、日本ではほとんど家事を手伝うことがなかったのですが、家事に参加するうちに、何か手伝うことはないか、と自然と考えられるようになりました。
初めてママと学校に行った日、ホストシスターと同じクラスで1年間学ぶことになりました。「名前は?どこからきたの?」新しいクラスメート達が次々に話しかけてくれました。友達ができるのか?そんな不安は登校初日に消え去りました。
学校生活で感じたことは、生徒も先生もとにかくよく話すということ。休み明けの報告会はちょっとした習慣の一つです。

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友達がしてくれた誕生日サプライズパーティー

姉弟が吹奏楽部に所属しているということで、一度見学させてもらった後、私も入部しました。ざわざわしていた演奏前とは一変、演奏する時になると皆真剣に。怒られたり、うまく演奏できなくて悔しい思いをしたりすることもありますが、皆で一つの曲を演奏できたときの達成感は、今までに感じたことのないものでした。そして、演奏旅行でコスタリカのいろんな場所に行けるのも魅力の一つです。

海が綺麗だから、何もかもが違うから、留学したかった国コスタリカ。ラテンアメリカに生きる人々はいつも笑っていて、人生の楽しみ方を知っていました。ある日、シスターが「コスタリカは世界で一番幸せな国の一つなのよ」と教えてくれ、納得したのを覚えています。
そんな幸せな国で過ごすうちに、ものの考え方、人との関わり方が少しずつ変わってきています。あと半年、残された時間を大切に、悔いのないように楽しみたいと思います。

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クラスで遠足。バスの中で友達、先生と

2013年7月 コスタリカより
AFS60期生/広島市高校生交換留学生奨学生 氏原由梨子

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