リビアに来て約4ヶ月が経ちました。言語や文化の違いによる辛いことも多々ありますが、日々様々な事を学び成長しています。

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家族はとても親切で、ホストファザーは特に私を自分の娘の様に可愛がってくれます。
毎週日曜日には、お祖母ちゃんの別荘に親戚みんなが集まり、バーベキューをしたりプールに入ったり、おやつを食べながらお話したりします。
このボリビアの家族と過ごす時間を大切にする文化はとても素敵だと思います。この文化を知る事で日本に居た時にどれえだけ家族との時間が少なかったのかに気が付くことが出来ました。そして家族を大切に思う気持ちが以前よりとても強くなりました。

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学校では、授業が日本とはとても違っていて生徒のプレゼンテーションが中心です。そのため生徒達はそれぞれ自分の意見をはっきりと述べる力を持っていると感じました。
授業は殆どの日は午前中で終わります。金曜日や土曜日の夜は友達とモールに行ったり映画を見に行く時間です。
学校でも出かける時でも始めは言語の違いや文化の違いによって困難なことや戸惑う事も多くありましたが、いつもクラスで仲の良い友達が助けてくれました。今では親友と言える存在になり、スペイン語や日本語と数学を教え合う仲になっています。

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ボリビア留学で沢山の事を経験する中で最も私が感じたのは、人は周りの人の助けがあってこそ生きていけるという事です。自立したい、どんな事でも乗り越えて見せる。そんな決心で留学を決めましたが、実際は沢山失敗してしまったり、自分一人ではどうしようもない事が多くありました。そんな時はいつもホストファミリーや友達、先生方が助けてくれました。
ある日、大きな失敗を重ねてしまいホストファザーに謝った事があります。でも、ホストファザーは失敗なんて言葉は頭から消しなさい。今ほのかがしている事は失敗でも何でもなくて、人はそうやって成長していくんだよ。助けられる事も迷惑なんかではなくて助けられた分、人を助ければ良いんだよ、と話してくれました。

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私は留学を通して異文化を知り、様々な困難にも遭遇することで、生きていく上でとても大切な大きな事を学んでいると感じます。人を助け、人に助けられる事の幸せを実感しています。
この経験を生かして将来人のために生きることが出来たらと思います。何があっても留学した事を後悔したことはありません。
最後に、日本とボリビアで留学を支えてくださっている全ての人に感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございます。

2014年11月 ボリビアより
AFS61期生/ジャパン・ソサエティーみちのく応援奨学金 稲村ほのか

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