私がフィンランドに降り立ってから早6ヶ月が経とうとしています。最初の1•2ヶ月は毎日の驚きと発見を楽しんでいるうちに、瞬く間に時間が過ぎていきました。フィンランドでは一日一日がとてもゆっくり流れているように感じますが、気がつくと留学生活の半分が過ぎ、時間の大切さを改めて感じさせられました。

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私はとても温かいホストファミリーに迎えられ、また学校でも多くの愉快な友人達と楽しく過ごしています。「フィンランド人はとてもシャイだから友達をつくるのに苦労するよ」と出発前に沢山の人に言われていたので一人になる事を覚悟していたので、初登校の日から声をかけてくれた友達がいた事には本当に驚きましたが、とても嬉しかったです。
実際にフィンランド人はシャイな人が多いですし、特に男の子は女の子よりシャイな事が多いのではないかと思います。ただ、ほとんどの場合、私から話しかければ親切に答えてくれますし、自然と友達もできます。初めはシャイでも仲良くなればすごくおしゃべりで、優しい人が沢山います。
また、高校のシステムが日本とは大きく違い、それぞれが別々のスケジュールを持っているため全ての授業のメンバーが固定される事はほぼありません。同じ授業を1年生から3年生(たまに4年生)までの全学年がミックスされて受けている事も珍しくありません。そのため、年齢、学年、クラス関係なく多くの友達と出会う事ができました。

友達のおかげもあってとても楽しいフィンランドの高校生活を送っています。スケジュールによっては授業がない空き時間ができたり、遅く始まる曜日や早く終わる曜日ができたりするので、友達と散歩に行ったり、帰宅して家族とゆっくり過ごしたりしています。
部活動はほとんどなく、皆授業が終わるとそのまま帰ります。放課後にする事がない時が今でもたまにありますが、犬の散歩に行ったり、読書をしたりとまったりと過ごしています。私が通っている学校は5学期制なので、2ヶ月ごとに新しい学期になりスケジュールも新しくなるので、常に新鮮な気持ちで学校生活を送っています。

ホストファミリーとの日常生活も本当に楽しいです。お母さんとお父さん、同い年のホストシスターと9歳のホストブラザーと暮らしています。
弟はすごくおしゃべりでいつも賑やかな家族です。共働きの家庭ですが、両親の帰宅は早いので平日でも家族で過ごす時間が沢山あります。
今の時期は近くの小学校に設置されているスケートリンクにスケートに行ったり、クロスカントリースキーやダウンヒルスキーに行ったりとウィンタースポーツを楽しんでいます。
また、フィンランドの料理やお菓子を一緒につくって覚えたり、日本食を作ったりして食文化の違いを楽しんでいます。

また、ここでのクリスマスはとても特別でした。みんなで家の中の飾り付けをしたり、ジンジャークッキーを沢山焼いたり、クリスマスのディナーの準備をしたりと、12月の週末はとても忙しく、でも、とても楽しい時間でした。クリスマスイブには、サンタクロースがプレゼントを沢山持って夕方に家にやってきました。フィンランドの子ども達はプレゼントをクリスマスの朝ではなくクリスマスイブに開けます。サンタクロースが住む国のクリスマスは家族でゆっくり過ごすとても温かな行事でした。

本当に時間が経つのがびっくりする程早く感じますが、ムーミンにサウナ、オーロラ、サンタクロース、高度な社会福祉制度等魅力満点なフィンランドでやり残す事が無いようにこれからも充実した生活を送っていきたいと思います。

2015年4月 フィンランドより
AFS61期生/AFSどさんこ奨学生 藤原瑞穂

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