帰国してまだ3日しか経っていないのに、夢だったのではないかと思うほど、ドイツで過ごした約11カ月間は、あっという間でした。そして、この留学生活を通して私はたくさんのことを学び、二度とないような貴重な体験をいくつもしました。

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誕生日に友達とホストシスターとレストランで

私が住んでいたのは、バイエルン州で一番大きな、ミュンヘンという街です。移民や外国人観光客が多く、アジア人もたくさんいたのであまり珍しがられることもなく、周りの人達はすぐに私を受け入れてくれました。
しかし言語の壁はやはり大きく、すごく仲の良い友達というのはなかなかできませんでした。ドイツ語のテンポの速い会話を聞き取るのは、ドイツ語歴半年の私には困難で、最初はただただ知らない音を聞いているような感じでした。
AFSのキャンプなどで、同じ時期に来た他の国の留学生たちが、もうペラペラとドイツ語を使いこなしているのを見て落ち込んだこともありました。
しかし、ホストファミリーや友達のサポートのおかげで、少しずつ会話を理解できるようになり、7月には公民の授業で日本の政治や経済についてのプレゼンテーションを行いました。日本とドイツでの歴史的なつながりなども話し、みんなにより日本について興味を持ってもらうことができたと思います。

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クラス写真

そして、私がドイツにより馴染めるようになったきっかけは、9月のクラス替えです。
2月に来た私は、年相応の10年生のクラスに入っていました。9月からは11年生に進級する予定だったのですが、11年生は全ての授業が選択制で、卒業試験に向けて授業もより難しくなると聞き、10年生のクラスに留まることにしました。それまでの友達と会う機会は減ってしまいましたが、新しいクラスは全員が仲良く、他の留学生もいてすぐに馴染めました。そしてすごく気の合う友達もできました。
留学生活後半は、オクトーバーフェストやクリスマスなど行事もたくさんで、本当に充実した日々を送ることができました。

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AFS帰国前オリエンテーション

楽しかったこと、辛かったこと全て含めて、改めて留学して良かったと今感じています。影で支えてくださった人達への感謝の気持ちを忘れずに、これからの人生にこの経験を活かしていきたいです。

2016年1月 ジャパン・ソサエティーみちのく応援奨学生
AFS62期 冬組ドイツ派遣 / 北村詩織

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