デンマーク。世界で最も幸せな国の一つ。そのようなイメージを持つ国での留学を終え、約3週間が経ちました。
今では帰国後の戸惑いも嘘のように、日本の生活にすっかり慣れました。ですが同時に、この留学から得たものは本当に多く、帰国した今でも確かに感じられます。

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まず、第二の大切な家族、故郷ができました。世界中に友達ができました。
日本から遠く離れた場所で、私を待っていてくれる人たちがいること、いつでも訪ねて行ける場所があるということ。本当に幸せなことです。
帰国した今でもデンマークの家族、友達と連絡を取り合っており、これからもこのつながりを大切にしていきたいです。
留学したからこそ出会えた大好きな人たちに本当に感謝しています。

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そして留学中、言語の大切さを改めて痛感しました。
デンマークに行ってすぐ、一人の友達に “Which languages do you have?” と聞かれました。どの言語を持っていますか、という今までされたことのない質問に私は驚きました。
日本にいれば、日本語を話せたら十分生きていけ、英語を話せれば一つの特技になります。しかし、小さな国であるデンマークでは英語を話せるのは当たり前でした。

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テレビも多くのチャンネルが英語でそのまま放送され、デンマーク語の字幕を読んで子供たちは育つため、子供から大人までほとんどが英語を流暢に話していました。そして、三か国語、四か国語を操る人もたくさんいました。
言語はあくまでコミュニケーションの手段にすぎません。しかし、話せることで人とのつながりが格段に広がることを学びました。
実際、この十一か月でデンマーク語を学べば学ぶほど、友達の輪が広がり、ますます毎日が充実したものとなっていったことに気が付きました。

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また、デンマークという国が大好きになりました。と同時に日本の良さも再確認することができました。
デンマークと日本は遠く離れているだけあり、食事も、生活も、人々の性格も、もちろん言葉も全く違います。でもその『違い』から今まで気が付かなかった日本の良さ、そして新たに学んだデンマークの良さに気が付くことができました。

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日本から出ることで新しい人たち、新しい文化、新しい見方ができるようになったと思います。そして、このような貴重な機会をいただけたことに本当に感謝しています

AFSひろしま奨学生
AFS62期 デンマーク派遣 / 堤 文音

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