10ヶ月間にわたるアイスランドでの日々に想いを馳せる今、真っ先に心に浮かぶのはありがとうの言葉です。留学中、私はたくさんの方に支えていただき、かけがえのない時間を過ごすことができました。

私はケプラヴィークという小さな港町で毎日笑顔の絶えないあたたかい6人家族と暮らしました。この家族はどんなときも私のそばにいて喜びや悲しみを共に分かち合ってくれました。彼らの大きな愛に包まれて私は毎日本当に幸せでした。彼らと過ごした日々が今はとてもなつかしく愛おしいです。

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大好きなホストファミリー

学校では、数学や英語などの授業の他に児童教育学やヘアアレンジメントなど日本の高校ではなかなか経験できない授業を受けました。また、幅広い年代の人が在籍する学校に通っていたため、たくさんの人と出会い様な考えを聞けたことはとても貴重な経験でした。
他にも、おばあちゃんに編み物を教えてもらったこと、レスキュー隊員として活動を行ったこと、アイスランド語が少しずつ分かるようになったこと、毎晩のように庭の温泉から雄大なオーロラを家族で眺めたことなど、数えきれないほど思い出があります。

しかし、留学中は楽しいことばかりではなく、何度も壁にぶつかりくじけそうになりました。それでも、感謝を忘れず前向きな気持ちをもっていれば必ず光が見えてきました。また、いつもたくさんの人が私のことを気にかけ笑顔にしてくれました。アイスランドで私は、自分がいかに人に支えられて生きているかを痛感しました。

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レスキュー隊の仲間との旅行

私にとってAFSの留学生の仲間はとても大切な存在でした。全員でたった37人でしたが、思い浮かぶ顔と声がたくさんの国にできた今、世界は私にとってぐんと身近なものになりました。小さなことかもしれませんが、このように互いを思いやり、幸せを願う人々のつながりが平和な世界への第一歩になるのではないかと思います。アイスランド人や世界各国からの留学生との出会いを通じて、人それぞれが異なる価値観をもっているからこそ、お互いの違いを認め合い受け入れることの大切さを学びました。

アイスランドでの経験は私の人生の宝物であり、これから生きていくうえでの糧になると信じています。16歳というこの時期にアイスランドに留学できて私は本当に幸せでした。これからも感謝の気持ちを忘れずに私らしく一生懸命がんばります。
最後になりましたが、私の留学に関わり支えてくださったすべての方に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

AFS62期 アイスランド派遣
森 のの子

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