私のフランスでの生活はまさに食の冒険の様な一年でした。
新鮮なお野菜、お肉、そしてチーズ…。それらどの素材をとっても味わい深く、料理になるとまたそれはそれで優しい、暖かい味がします。

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私の通ったリセ・サンピエールという高校では特に食事に力を入れており、毎日の昼食はどれもこれも素晴らしいものでした。
前菜から始まり、メイン、その後にチーズをそれぞれ味わい楽しみ…そして最後にデザート。前菜には季節の野菜のサラダやお米、パスタなどの和え物、キッシュや生ハムなどが置いてありました。
メインには牛のラグー、チキンのロースト、魚のムニエルなどをパスタなどと一緒に食べます。その後にはその地域のチーズがいろいろ置いてある中から好きな物を選び、味わい。最後のデザートがこれまたすごい。デザート大国であるフランスならではのガトーショコラやエクレアにフランボワーズのムースなど…。

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しかし、このような食事が家庭でも毎日あるのかというと…実際そうではありません。家庭での料理はもっとシンプルです。キッシュやグラタンなど、大皿にぼんっと作り、みんなで切り分けて食べます。材料もシンプルではありますが、美味しいクリームやチーズなどの素材の質の高さのおかげで味わい深いものであり、それをみんなで取り分けて食べる…人の温かみを感じる瞬間でもあります。

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美味しい食事を友達や家族で味わう…そこには日本にはない新しさがあり、食文化と共に人と人との繋がりを感じられた一年間でした。

AFS62期 フランス派遣
田中結子

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