私は、2016年8月からアメリカの中部に位置するウィスコンシン(Wisconsin)州シボイガン(Sheboygan)というところに留学しています。
シボイガンは、ウィスコンシン州の東側にあって、アメリカの五大湖の一つに数えられるミシガン湖のすぐ近くにある町です。
8月に、このシボイガンという未知の世界に来てから約6か月が経とうとしています。ホストファミリーはおじいちゃんとおばあちゃんとの三人暮らしです。近くには孫家族も住んでいて、ホストファミリーはとても優しく、安心して楽しく留学生活を送っています。

家族で夏のキャンプに行ったとき、川で撮影した写真。

私の留学生活は一言でいうと、「本当の充実」です。
私がアメリカに到着して、すぐの頃にウィスコンシン州の北側に位置するミシガン州にあるホストファミリーのキャンプ場に連れて行ってもらいました。そこは川、山、見渡す限り静かな土地が広がったとても良いところでした。

夏休みにキャンプをした、家族のキャンプ場。 白の長い車みたいなものがキャンパー。

人生で初めてのキャンパーでの宿泊、釣り、ATVと呼ばれる四輪車など多くの日本ではできない新しい体験ができました。
私の住む大阪でも自然の多い能勢でキャンプをするのですが、能勢でキャンプするときとは全く違う環境でした。

ポーキューパインマウンテンへ行ったときにハイキングに行き、その登山道で撮影した写真

そのあとはもう少し北部にある、ポーキューパインマウンテンという山のふもとにあるキャンプ場にも連れて行ってもらいました。そこでも、ハイキングやカヌー、山の頂上からの絶景など、ここでも本当に充実した時間を過ごすことができました。そして、ホストファミリーとの距離の近づきも段々と感じることができました。

ポーキューパインマウンテンのキャンプ場の近く、五大湖の一つ、スーペリア湖でカヤックをしている写真

ホストファミリーとの楽しい夏休みが過ぎ、9月初旬、私のアメリカ高校生活が始まりました。
ここでも多くの日本とアメリカの高校の違いを感じながら充実した高校生活を楽しんでいます。
私の通っているシボイガンサウスハイスクールは、公立高校にもかかわらず3つの体育館、大きな屋内プール、フィットネスジム、アディトリウムとよばれる、ミュージカルなどを行うシアターなどの施設充実したに加えて、豊富な数のクラスから生徒が授業を選んで履修できるシステム、シーズン制のクラブ活動などがあり、アメリカならではの充実した高校生活が送れています。
アメリカでは自分で授業選択ができるので、ライフガードトレーニングやウエイトトレーニング、ギリシャ神話を読むクラスなど日本では取れないクラスを履修しています。
課外活動は、冬のスポーツとして水泳部に所属し、対外試合を通じて他の地域の高校との交流、また、ペップバンドと呼ばれるハーフタイムなどで試合を盛り上げるバンドにも所属しています。

学校で生徒が自習したり、昼食をとる、コモン(commons)と呼ばれるン場所。

15年間慣れ親しんだ日本を離れ、「アメリカ」という新しい世界に飛び込んで、6か月。体験したことのない日々に少し戸惑ったこと、苦労した時期はありましたが今は本当に充実した生活を送っています。今ではもうシボイガンが第二の故郷だと思っているほどです。
日本で応援し続けてくれている両親、学校の先生、AFSのボランティアさん、ホストファミリー、奨学金を支援してくださったオデッセイの皆さん、私の留学を応援し支えてくださっている全ての方々に感謝しながら、残りの4か月間、もっともっと、今まで以上に「本当の充実」を感じて、留学に来てよかったと思えるようにしたいです。

AFS63期アメリカ派遣
オデッセイIT奨学金奨学生 乗松 祐樹
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この記事のカテゴリー: アメリカ | 年間留学体験談