フィンランドでの生活はそれまで私が送っていた生活とは全く異なり、最初は戸惑いの連続でした。
私にとっての当たり前は存在せず、私が想像していたより様々な場面で異文化を感じることがありました。
この半年を振り返ると、たくさん人生初の経験をし、いろんな人に出会い、新しい自分を見つけることができたと感じます。

本場のクリスマス!たくさん歌って、食べて過ごしました

私のホストファミリーは毎日私にOnko kaikki hyvin?と尋ねます。これは何か困っていることはない?という意味で、彼らは私のことを常に気にかけてくれ、私の話をニコニコして聞いてくれます。
私を色んな所へ連れて行き、たくさんの経験をさせてくれた家族にはとても感謝しています。
マザーが人種の違う私のことを三人目の娘なの、と紹介するのが本当の家族になれたようでとても嬉しいです。

ファザーに教えてもらって生まれて初めてのスキーに挑戦

学校では友人を作るのにとても苦労しました。フィンランド人はシャイで大人しい性格の人が多いので、話しかけても最初はそっけない返事をされます。
友達になれるまでかなり時間がかかりますが、仲良くなると親切で温かい人たちということに気づきます。

フィンランド人の友人と日本食レストランへ

フィンランドは多くの移民を受け入れている国なので日常的に様々な国籍の人と会う機会があります。
私にも移民の友人がいます。彼女はミャンマー人ですが、タイにある難民キャンプで生まれ育ったそうです。
初めて彼女からこの話を聞いた時はとても驚きました。日本で生まれ育った私には「難民キャンプ」という言葉は無縁でした。留学前にヨーロッパの移民問題についてよくテレビで見ていましたが、遠く離れた島国の日本には関係のないことと考えていました。
しかし、こうして難民キャンプ出身の友人ができたことをきっかけに私にも関係のあることと考えるようになり、他のヨーロパの国から留学に来たAFSの友人達とも移民や難民について話したりするようになりました。

wanhojen tanssi 他のAFS生と記念写真

それまで学校、部活、塾くらいしか知らなかった私の世界がこの半年で一気に海を越えて広がりました。
AFSスタッフの皆さん、奨学金を寄付してくださった方々、両親、そしてホストファミリー、私の留学をサポートしてくださっているすべての方々に感謝をし、残り4ヶ月の留学生活を後悔のないよう様々なことに挑戦し、充実したものにします。

ボランティア奨学金奨学生
AFS64期 フィンランド派遣/ 真栄城未来

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