広島支部では、6月6日(土)東広島支部主催の「白壁の街めぐりとお茶会」に留学生や学生ボランティアを含めたスタッフ9名が参加しました。今回は尾三支部からも4名の留学生の参加があり、留学生8名を含めた総勢20名がまず賀茂鶴酒造株式会社「蓬莱庵」にて裏千家 脇坂先生に茶道を教えていただきました。

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蓬莱庵は、賀茂鶴酒造の正面に座る御茶屋本陣の門の中に、池泉を配した閑静な平屋造りの建物です。和の情緒と風情を漂わせるしつらえ、庭、侘び寂びを感じさせる庵と茶室は、皇室の方をもてなされたこともあります。普段はなかなか入ることのできない場所ですが、AFSの理念に賛同してくださった賀茂鶴酒造の元専務 川崎さまのご尽力により、今回のお茶会が実現しました。

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お茶席は児玉希望画伯の絵が展示されている和室を使わせていただきました。
今回のお茶会では脇坂先生のお知り合いの方も手伝ってくださり、スムーズに進めることができました。
我慢して慣れない正座をしている留学生、耐えきれず体育座りをしてしまった留学生も、アジサイと傘をイメージした和菓子を慣れない手つきで食べ、自分で立てたお茶を味わいながらきれいに飲んでいました。

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その後他の部屋も見学させていただき、天井の低い茶室や躙り口などに興味深く見入っていました。

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昼食は東広島市生涯学習センターに移って取りました。
今年の留学生は皆日本食大好きというだけあって、弁当も驚くほどきれいに食べていました。

午後からは胸元にいろいろな蔵元の樽をモチーフにしたお揃いのTシャツを着た東広島市観光協会のボランティアガイドさんに、白い漆喰と黒いなまこ壁のコントラストが独特な土蔵やレンガの煙突が突き出ている町並みを案内していただきました。
川崎さまも装い新たにボランティアガイドとして同行してくださいました。

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今年はいろいろな催しが酒蔵通りで行われていたので、観光客がたくさんいらしていて、賑やかな雰囲気中散策しました。それぞれの酒蔵では酒の仕込み水を誰もが自由に飲めるようにされていて、今年の留学生たちは、白牡丹酒造の仕込み水でのどを潤しました。
最近の蔵元は、お酒ばかりではなくいろいろなものも販売されていて、留学生はお土産に酒粕を練りこんだ豆などを購入していました。
また日本酒の好きな「お父さん」に酒をお土産にしたいとスタッフにお願いしていた留学生もいました。

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ある留学生が川崎さまを賀茂鶴酒造の元専務だと知らなくて、「酒好き?」と尋ね、「大好き!」の返答に「飲み過ぎはよくないよ」と返していました。スタッフの「お酒の先生だよ」という言葉にびっくり。一生懸命謝っている姿に周りは大爆笑。別れ際まで謝っていました。

賀茂泉では竹とんぼをプレゼントしていただき、和やかに終わりを迎えました。

今回の行事も多くの方々のご厚意により無事に催すことができました。
厚くお礼申し上げます。

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