AFSについて

AFSは異文化学習の機会を提供する世界的な教育団体です。活動の起源は第一次・第二次世界大戦中に傷病兵の救護輸送をしたボランティア組織American Field Service(アメリカ野戦奉仕団)にあります。AFSの加盟国は約60か国、交流国は100か国以上に及び、理念に共感し活動を共にするボランティアとともに、多様な文化・価値観の人々と「共に生きることを学ぶ」活動を継続しています。

AFSの理念

AFSの目的

AFS は国際的なボランティア団体であり、営利を目的としない民間の組織である。
より公正で平和な世界の実現に必要な知識、能力、理解力を多くの人びとが身につけるため、さまざまな異文化と接する機会を提供することを目的とする。

AFSの基本的価値観と立場

多様性に満ちた世界において、平和と相互理解の推進のため行動する、責任ある地球市民を育てようとAFSは考える。平和は常に、不正、不公正、偏狭な心によって脅かされる危ういものだと認めるからである。
AFSはすべての個人すべての国と文化に、それぞれの尊厳と価値があると確信し、その考えが広く確立されるよう努力する。そして、人種、性、言語、宗教、社会的地位の違いとは無関係に、人権と基本的自由が尊重されるよう、その実践を推進する。
AFS活動は人間の尊厳、違いの尊重、調和、感受性、寛容の精神という基本的価値観に基づいて行われる。

-1993年開催 AFS世界会議で採択

news20171207-02

アクラ宣言

2017年10月、ガーナのアクラで開催されたAFS国際総会で、
AFSの立場と役割を国際社会に示す「アクラ宣言」が発表されました。
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AFSの5つの特徴

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AFSは世界大戦中に傷病兵の救護輸送に携わったアメリカのボランティア組織American Field Service(アメリカ野戦奉仕団)の活動を起源に持ちます。1936年に団長となったスティーブン・ガラッティが、1947年にこの活動を平和を目指した現在の異文化交流の活動へと変換させ、今日のAFS活動の礎を築きました。

AFSは「持続可能な開発目標(SDGs)」をサポートします

AFSは、国連が2030年に向けて採択した「持続可能な開発目標(SDGs)・世界を変えるための17の目標」のうち、目標4と目標16が、世界をよりよい場所にするために役立つ行程であると考えています。

目標4 “質の高い教育をみんなに”

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“すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、 生涯学習の機会を促進する”

目標16 “平和と公正をすべての人に”

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“持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、 あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する”

参考データ(各種リサーチ資料)

AFSは、民間国際教育交流団体の活動の一環として、交換留学や異文化コミュニケーション、国際交流などについての各種アンケート、調査を行っています。
このような調査報告は未だ例が少なく、派遣・受入国が多様多彩で多くの留学生を交換しているAFSならではのレポートとなっています。

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