尾三支部では、平成29年4月30日(日)に尾道市総合福祉センターにおいてローカルオリエンテーションを開催いたしました。
これは、日本に到着後1か月が過ぎた留学生とホストファミリーに家庭生活や学校生活を振り返ってもらい、今後の留学生活をより良いものにしようというものです。

オリエンテーションの様子

午前の部ではパワーポイントを使い、留学生とホストファミリーそれぞれに対してこの1か月の様子を聞きました。
「自国と日本の学校生活の違うところはどこですか?」の問いに留学生は、「授業が朝から16時頃まであって授業時間が長い。」「私の国では、クラブ活動は無い。」とあり、
「留学生を受け入れてみて新鮮に感じたことは何ですか?」の問いにホストファミリーは、「家族で一緒に出かけたり、行動したりすることが増えた。」と話されました。

留学生から出された「授業が理解できない」という悩みに対して、3人のリターニーから、「先生に前もって資料をもらって予習する。ネットを活用する。友達のノートを見せてもらう。」など、経験に基づいたアドバイスがありました。
そして「内容は分からなくても、とにかくみんなと一緒にいるということが大切」という言葉にうなずいていました。
さらに留学生に対して「半年後の自分をイメージしてみてください。」の問いかけに「日本の生活に慣れて、ハッピーになっている。」「日本語が上達している。」と前向きな回答をしていました。

ワークショップ

また、「規律」「正直」「自立」「積極性」「協調性」の5つのカテゴリーを大切だと思う順番に順位付けするコーナーでは、日本人の多くが「正直」「規律」「協調性」を上位にしていたのに対し、違う方向性の回答をしていた留学生に面白味を感じました。
日本人の思考の傾向を知っておくことは、今後人間関係を築くうえで大切だという話をしました。

日本語の勉強

午後の部は、留学生とホストファミリーに分かれて行いました。
ホストファミリーは、LP(=リエゾンパーソンと呼ばれる、留学生・ホストファミリー・学校をつなぐ相談役)と一緒に「ファミリールールの確認」をし、留学生は、スタッフと一緒に日本語の勉強をしました。
日本語の学習については、「日本と日本人を理解するために、また、学校生活でひとりでも多くの友達を作るためにも日本語の学習は大切です。積極的に日本語で話しかけてください。尾三支部では日本語の学習会を時々開催していますので、目的意識を持って積極的に参加してください。」と呼びかけました。

ホストファミリーと相談役のLP

留学生は少しずつ日本での生活と日本語に慣れてきているところです。これからも、スタッフみんなで応援していきます。


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