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大島賢三さん
朝日新聞編集委員
(AFS21期生 1974年~1975年)

東京大学中退後、外務省入省。
国連事務次長(人道問題担当)、在オーストラリア特命全権大使、国連大使を経て2007年にJICA副理事長に就任し、2011年より現職。

—AFSでの体験はその後のキャリアでどのように生きていますか?

私は広島出身で、原爆を経験している都市でもありますので、やはり少しでも平和に役立てることがあればと公務員を目指しました。さらに公務員の中でも平和や国際関係の仕事であれば外務省だと思ったこと、AFSの留学経験から英語も他の人より自信を持つことができたことなどが重なり合って、外交の道に入りました。
外務省の現役時代は、開発、国連での人道分野の仕事など、大きな意味では平和の問題とつながっていますので、私なりに思い描いていたことがほぼ実現できたのではないかと思います。それは自分の力というより、運とそのときの状況で定まった運命なのかもしれませんが、スタートの時点でAFSという経験があったことで人生が開けてきましたので、AFSの経験は非常にありがたかったですし、感謝もしています。このようなチャンスを多くの方に共有してもらうことが、個人のためにも、日本のためにも大事だと思います。

AFS体験がその後のキャリアにどのように生きているか (動画メッセージ)

—AFSならではの魅力は何だと思いますか?

AFSで非常に良かったことのひとつは、帰国前に世界各国からアメリカに来ていたAFS留学生がともにワシントンを目指したバス旅行です。最終的にはホワイトハウスに招かれ、ケネディ大統領のスピーチを聞けたことも良い経験でしたが、この旅行の中でいろいろな国の高校生と出会い、交流があり、アメリカの社会と触れるだけではなく、世界から集まっている若い人と触れ合うということができたことは、得難い経験だったと思います。自分に一番適している職業や分野は何かと考えたときに、このようにAFSで経験したことを外交の世界で生かせればと思いました。10代の多感な時期は吸収するものも多く、自分自身への影響力も大きかったですね。

AFSの魅力 (動画メッセージ)

—留学を考えている人に、メッセージをお願いします。

とにかくチャンスがあれば、若いうちに日本の外に出て、日本や日本人というものを考える機会をもつことは、非常に良い経験になると思います。日本とは違う文化、言葉、歴史をそれぞれもって地球世界が成り立っていますから、狭い日本に閉じこもるだけではなく、広い世界があるということを、感受性が豊かなときに経験してみること。それがものの考え方、あるいは自分自身の成長のためにも大きな刺激になると思います。

留学を考えている人へのメッセージ (動画メッセージ)


この記事のカテゴリー: インタビュー・座談会 アメリカ

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