【実施概要】


今年度は、キャンプテーマを「SHINE」とし、参加者一人ひとりの輝く笑顔が溢れる4日間となることを目標に、様々なアクティビティを企画・運営しました。
国際交流キャンプとして、日本人参加者に国際交流の機会を提供し、普段の学校生活では経験できないことに挑戦していただくとともに、ディスカッションなどを通して自分を見つめ直し、今後を考えるきっかけとなることを目的としていました。
また、留学生にとっては1年間の留学の中間地点にあたるため、これまでの生活を振り返り、他地域で活躍する留学生同士の切磋琢磨の機会になると同時に、今後の留学生活への意気込みにつながる4日間となることを目指して運営してまいりました。

今年度のフジキャンプでは、AFSの教育機関としての側面を見直し、SDGs「持続可能な開発目標」に関連するトピック「差別と偏見」をテーマに、ディスカッションを行いました。留学生の出身国のイメージや日本の特殊性についての例を挙げながら、無意識にもってしまっている相手への先入観や、そうした問題を解決するために自分たちができることは何かについて小グループで考えました。
実施前は、特に留学生にとっては難しい内容になってしまうのではないかとの懸念もありましたが、当日はスタッフも予想しなかったような多種多様な意見が飛び交い、活発な意見交換の場となったとともに、普段の生活では考えないような話題に触れたことで、新たな視野を広げることができた参加者が多かったようです。

上記のような議論の場に加え、その他にも運動会やキャンプファイヤーなど様々なアクティビティが行われましたが、それぞれの参加者の「輝く」笑顔を何度も見ることができました。また、現在の自分の姿を見つめ直し、これからを考えるディスカッションなどの機会を設けたことで、テーマに込めたように、今後も自分らしく輝く道を歩んで行って欲しい、というスタッフからの思いが伝わったと思っております。
最終日に実施した参加者アンケートでは、「楽しいアクティビティももちろんだが、普段考えないような問題について議論したことも良い経験になった」や、「これからの学校生活ではもっと積極的になりたい」など、前向きな感想を多くいただくことができました。
また、留学生からも、「もっと日本人の友達を作りたい」といった、これからの留学生活への意気込みを聞くことができた他、キャンプが終わってから、留学生のサポートをしてくださっている支部ボランティアの方々からも、「キャンプを経て、留学生が色々なことに挑戦するようになった」など、喜びの声をいただいております。

一方、私たちボランティアスタッフも、準備期間から当日までを通して、参加者と同じように「自分らしく輝く」とはどういったことかを考えてきました。それぞれのスタッフ像を尊重し、試行錯誤して作り上げたキャンプは、学生ボランティアにとっても大きな財産となりました。参加者様からの感想を聞き、感動しているスタッフも多かった他、この一大イベントを成功させたことは、今後の大学生活でも大きな自信となることと思います。
今後も、参加者の皆様に素敵な国際交流の機会を提供するため、フジサマーキャンプ は来年度以降もより良いキャンプを目指してまいります。来年度は、AFSのプログラム変更に伴い、留学生の人数が多くなることが見込まれていますが、中規模イベントならではの深い交流が実現できるよう、フジキャンプらしいイベントにできたらと思っております。

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過去のキャンプレポート:2018年 フジキャンプレポート | 2017年 フジキャンプレポート | 2016年 フジキャンプレポート


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