【実施概要】

  • 日程:2019年8月8日(木)~8月10日(土)
  • 会場:千葉県立君津亀山少年自然の家(千葉県君津市)
  • 参加対象:中学生3年生〜高校3年生及び年齢該当者で、異文化交流に興味と意欲を持ち、集団生活に心身ともに適応できる方
  • 参加費:28,000円(宿泊費、食費、貸切バス代、保険料含む)

今年のテーマは「Change」。2泊3日という限られた時間の中でも、変わろうという意思をもって積極的に変化してほしいという願いをこめて設定しました。

2016年度の時と同様、千葉県立君津亀山少年自然の家にてサマーキャンプを開催させていただきました。日本人中高生78名、留学生35名、学生ボランティア31名、社会人ボランティア2名の計146名で開催された今年度のキャンプは、一度も雨が降ることなく、夏の暑さを感じつつも、無事に2泊3日を終えることができました。

1日目は施設についてからすぐに開会式を行い、AFSについての説明やテーマの発表をし、最後にはキャンプを通して学生ボランティアであるスタッフと参加生が歌い、踊るキャンプダンスソングやキャンプソングを全員で歌い、踊りました。初めての空間で、緊張している参加生はとても多くいました。
その後夕食をみんなで食べた後、ポケモンの世界のもと、施設の様々な場所を巡るウォークラリーを行いました。参加生は緊張した表情を浮かべる人が多かったのですが、アクティビティを通してだんだんと自分の班のメンバーと会話をしていくようになり、キャンプの雰囲気にも少しずつ慣れ始めていきました。

アクティビティ

2日目の午前中は1回目のディスカッションを行いました。自分のこれまでの生活を振り返りつつ、「Change」してみたいことを探していき、他者にそれを発表してみる、また他者のこれまでの生活を聞くことから自分とは異なる生活を送ってきた人がいることを知り、その人の発表を聞くことで自分も「Change」したいと考える。自分発信の部分もあれば、周りの意見もしっかりと聞く形であるディスカッションを行うことで、言語や文化、育った環境などの壁を越えて、班の全員が一つのことを深く話していきました。
少し真剣な話をして頭を使った後は、外に出て、快晴のもと運動会を行いました。真夏の暑い太陽の下でしたので、水鉄砲を用いたゲームを行い、競い合うことで、班での団結をより一層深めることができました。

中アクティビティ

外で存分に遊んだ後は、昼食を挟み、体育館に移動して、国際理解を推進するアクティビティを行いました。この時間では、各留学生が主体となって自分たちの地域の文化の遊びを日本人中高生に紹介し、一緒になってゲームを行い、全部の地域を回り終わった後には、日本の文化を感じられるゲームを最後にみんなで行いました。いろいろな地域の文化を回った日本人はもちろん、一生懸命になって自分の文化を紹介しようとした留学生にとっても大変記憶に残る素敵な時間となりました。

お昼どき

そしてこの後は再び外に出てゲームを行うアドベンチャータイプのアクティビティを行いました。ここでは今までと少し違う、今まで関わってきたことのなかった自分たち以外の他の班の子達とも交流できるように2班合同で回っていき、対抗戦のゲームをしたりすることで、新たな班のメンバーとも出会い、交流することで、新しい人と話す楽しさやさらにキャンプの中で友達が増える嬉しさを感じていきました。
そして、その日の夜はキャンプファイヤーを行いました。キャンプ最終日の夜ということもあり、みんなで歌って踊って、とても楽しい時間を過ごし、その後に行われたスピーカーズコーナーでは、たくさんの参加者が前に立ち、このキャンプを通して感じたこと、「Change」したこと、またこれから先に挑戦したいことなどを参加者自らが前に立ち、しっかりと話す姿を見て、2日間という短い時間ではあっても、参加者はこのキャンプで学んでほしかったことをじっくりと学んでくれたと実感しました。

中アクティビティ-Tシャツ

3日目は2回目のディスカッションを行い、ここではキャンプを振り返るとともに、今までの生活からキャンプへという1回目のディスカッションとは違う、キャンプからこれからの自分たちの生活という所にフォーカスを当てつつ、少し話を広げ、異文化理解からの世界平和ということに関しても話していきました。そして閉会式を行い、最後に全員が全力でキャンプダンスソングなどを、踊って歌うことでキャンプを終えました。

8月の皆が夏休みを満喫している貴重な時間をお借りして、日本人中高生と世界各地からの留学生が集まるまさに「非日常」の世界。それがこのキャンプであり、その「非日常」を全力で楽しむとともに、様々なアクティビティを通して形成されていく言語も文化も超えた絆が、参加者全員に生まれ、一生の忘れられない思い出になる。これがこのキャンプの一番の魅力であり、今年のキャンプで実行できたことではないかと思います。

別れのとき

参加者の声

・自分が変わって行こうという意識が持てた
・スタッフの皆さんの明るい対応のおかげで、人見知りの私もキャンプ楽しむことができした。ありがとうございました!
・この素敵なキャンプを作ってくれてありがとう。関わってくれた人みんなに感謝を伝えたい
・今までとは違った形で世界をみることができた。貴重な経験だった
・最初は緊張したけれどみんな優しかったし色々な話もできて本当に楽しかった。キャンプに来る前と比べると海外のことに対する考え方や文化について知りたいと思えるし理解したいと感じられた。このキャンプでできた思い出や友達感じたことを大切にして色々なことにチャレンジしていこうと思います。

参加留学生の声

・みんな素晴らしい、僕はあまり日本語が話せないけど積極的に話せた、ありがとう
・Muchas Gracias amigo. スペイン語話せる人がいてすごくうれしい~ Cuidense amigos, estuvo re divertido!!!!!
・This camp has been a great opportunity for me to reflect on my goals for exchange. It had been great for communicate with so many other exchange students.


 

国際交流サマーキャンプ > 君津キャンプ

過去のキャンプレポート:2018年 鴨川インターナショナルサマーキャンプレポート | 2017年 鴨川インターナショナルキャンプレポート | 2016年 君津キャンプレポート


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