7月1日付けで、前任の高田祐三事務局長の後を受けて事務局長に就任いたしました、佐藤貴実雄です。どうぞ宜しくお願いします。
私は、これまでの歴代の事務局長の様に、所謂AFSのリターニー（帰国生）ではありません。しかし、東京都立三田高校に在学中の1967年に、AFSの試験を受けて、合格はしたものの、米国内でホストファミリーが見つからないと言う理由で、出発直前に、AFS生として留学する事が出来なくなった旨の通知を受けました（現在の留学プログラムでは、この様な事態は発生しておりません）。
そこで、米国の主要新聞の編集長に手紙を書いたりして、独自で、ホストファミリーを探し出し、両親に往復の航空運賃と米国滞在中のお小遣いを貰って、1967年9月から約1年間、テネシー州ナッシュビル市の高校に留学した経験を持っています。
そのナッシュビルのストラットフォード高校在学中に、新しくストラットフォードAFS支部を設立し、支部長として、洗車やクッキー売り等の活動を通じて資金を集め、翌年以降海外からの留学生を受け入れる様になりました。
こんな経験をさせて頂いた事もあり、AFSの交換留学生制度や、異文化体験教育等の重要性は、良く理解出来ている積りでおります。
しかし、1968年に帰国した後は、AFSの活動には無縁となってしまいました。従い、現在のAFSの活動内容やその実態については、これから、ほぼゼロからのスタートで、勉強させて頂くことになります。
AFSは、国際的なボランティア団体であり、営利を目的としない民間の組織です。より公正で平和な世界の実現に必要な知識・能力・理解力を多くの人々が身につける為、さまざまな異文化と接する機会を提供する事を目的としています。この目的を継続的に展開していくために、AFS日本協会の事務局長として、微力ではありますが、尽力していきたいと考えております。
是非、皆さま各位の御理解と、御支援を賜ります様に、宜しくお願い申し上げます。
平成27年7月1日
公益財団法人AFS日本協会
理事・事務局長 佐藤貴実雄
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