AFS日本協会は長年の留学事業の知見を活かし、異文化理解教育やグローバル人材育成の出前授業を実施しています。
2019年12月11日、都立文京高校(東京都豊島区)の1年生約360人を対象に、「これからの異文化理解~なぜ多様性は重要なのか~」と題して、簡単なアクティビティを取り入れながら講演を行いました。

講演要旨

18世紀の農業革命、19世紀の工業革命、20世紀のIT革命を経て、21世紀は既存の仕事がIoTやAIの台頭により代替され始めている時代です。
このような時代においては、【革新的な発想力】【他者の気持ちを理解しようとする共感力】【自他の幸せをみつける力】などが重要なスキルと言われており、その力を伸ばすためには、同一性の高い環境よりも、様々な視点が重なり合う文化的多様性の高い環境が有効であると考えます。

プレゼンは、AFS日本協会職員・林と、ドイツからの国際インターン・田村が担当

講演の合間には、生徒同士が指定されたトピックを尋ねあう時間を用意し、自分の文化や、普段当たり前だと思っていることに改めて注目してもらいました。
さらに、コミュニケーションの取り方や信頼関係の作り方は文化によって違うこと、文化には氷山(アイスバーグ)モデルに代表されるような目に見える文化と目に見えない文化があることを紹介しました。

実施後のアンケートでは、ほぼ90%の生徒から「異文化理解について新しい発見があった」と回答がありました。

AFS日本協会では引き続き国内の学校現場における国際理解教育プログラムの提供を実施しますので、
ご関心のある学校・先生方はぜひAFS日本協会([email protected])までご連絡ください。


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