日本における在留外国人は7年連続増加。同時に日本語指導が必要な児童生徒数も10年間で1.7倍に増加し、そのバックグランドも多様化しています。教育現場の多文化共生が進む中、教育関係者のCQ(Cultural Intelligence・異文化適応力)の向上とCulturally Responsive Teaching(文化的配慮ある学び)が急務であるという課題感から、10月16日(金)、CQラボの異文化と教育研究会との共催で「異文化と教育~教育の場のCQ~」というイベントを開催しました。 当日は学校関係者、大学の研究者、日本語・英語教師、キャリア教育、行政、留学団体、NGO関係者など70人以上の方がご参加くださいました。

前半は 『CQ 経営戦略としての異文化適応力』の著者である宮森千嘉子さんより、文化の概念や教育現場でのCQの大切さ、 アメリカの教育現場での移民に対する教育の歴史とそこから導き出される 文化的配慮ある学びの役割についてお話しいただきました。後半はAFSより「良い生徒像」は文化によってどう違うか?について考えるアクティビティを行いました。会の後半には小部屋に分かれて各自の体験を振り返る機会も設けられ、熱心な意見交換がなされました。

CQラボ イベント報告(参加者の声も紹介されています)
https://www.cqlab.com/cqlab-info/corner464121/event_report.html


この記事のカテゴリー: AFS活動レポート