日本の教室とAFS留学生をオンラインでつなぐ「教室“架け橋”プログラム」

2021年7月7日、神奈川県立厚木高等学校1年生2クラスが、マレーシアの高校生13人(今年度「アジア高校生架け橋プロジェクト」来日予定生)と同県に留学中のアメリカ出身生1人(AFS北神奈川支部配属)とともに、オンラインで互いの国や文化を紹介しあい、交流しました。交流は、すべて英語で行われました。

最初に、厚木高校の留学生担当・堂田先生から「今日は、生徒たちにとって、互いの国の文化を知る貴重な機会となる。特に、来日を控えたマレーシア生にとっては、日本の高校生との交流を楽しみ、学校文化を学ぶ時間にしてほしい」と挨拶がありました。

次に、厚木高校の生徒が14のグループに分かれ、留学生と少人数で交流するグループ・セッションを実施。生徒からは、同校の学校概要、毎日の時間割、学校行事、掃除や部活動についてプレゼンテーションを行いました。
部活については、留学生にも人気のある弓道やバスケットボールを紹介し、部活の練習の厳しさや試合に勝ったときによろこびを説明。留学生からは、「日本で会えたら一緒にプレーしたいね」とのコメントがあり、画面いっぱいに笑みがこぼれる瞬間がありました。

続いて、マレーシアとアメリカ出身の留学生が、クイズ形式や動画を織り交ぜながら、自国の文化・習慣や学校生活を紹介。学校生活、祝日の種類、人を指さすときのジェスチャー、いちばん”くさい”と言われる果物・ドゥリアンのおいしさ、イスラム教徒が安心して食事を選べるハラール認証マークなど、日本の生徒にとって、異国の日常は新鮮に映ったようです。生徒の顔が、どんどん画面に近づきました。

グループ・セッションの最後は、互いの趣味、好きなマンガや音楽にも話が及びました。日本のマンガや韓国の音楽グループの名が挙げられると、お互いが「知ってる!」と盛り上がりを見せました。いまや、若者文化は国を超えてシェアされています。

日本の時間割、試験の回数、放課後2時間以上に及ぶ部活については、特に来日前のマレーシア生に大きな発見・おどろきがあった様子です。厚木高校の生徒にとっても、「自分たちの当たり前は、他の国ではちがう」ということが、実感できる時間となりました。

クイズ・セッションでは、厚木高校の生徒と留学生それぞれが、公用語、制服や部活動をテーマに出題。「知っているようで知らない」クイズを披露し、異文化理解につなげました。

オンライン交流は、時に、通信状況によって音声が途切れるハプニングもあります。だからこそ、注意深く相手の発言に耳を傾け、画面越しでも「伝えたい・聞き取りたい・理解していることを伝えたい」という互いの気持ちが前面に出ます。海外への研修・短期留学が制限される現在、来日中・来日予定のAFS留学生の存在は、異文化に触れ、ちがいを理解する一助となっています。

AFSボランティアの声

“ 「教室“架け橋”プログラム」 は、コロナ禍のピンチをチャンスに変えたプログラムだと思います。オンラインでの交流ですが、参加者たちは、対面と変わらぬ、いい意味での緊張感と親近感を互いに持てていると感じました。”(当日見学をした、AFS北神奈川支部ボランティア)


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