2025年11月18日杉並公会堂小ホールにおいて、AFS友の会主催、一般社団法人Music Dialogue企画協力によるチャリティーコンサート「対話する音楽〜弦とピアノが紡ぐロマンの調べ」が開催されました。
当日は、北川千紗さんのヴァイオリン、酒井有紗さんのピアノ、金子鈴太郎さんのチェロによる卓越したアンサンブルに約100名の来場者が酔いしれ、秋沢淳子さんの軽妙な司会と3人のアーティストによるユーモア溢れるトークに会場は笑いの渦にも包まれました。

今回のチャリティーコンサートの収益金は、AFS留学中に銃の犠牲となって命を落とされた服部剛丈さんのご両親が米国から留学生を招くために創設された「YOSHI基金」継続のために全額寄付されることになっていて、会場には別途募金箱も設けられ、こちらにも沢山の寄付が寄せられました。
演奏が終わり、「素晴らしかったね」、「感動したね」、「良かったね」と口々に話しながら会場を出ていかれる方の何と多かったことか。
ご参加下さった皆様から頂いた感想をご紹介いたします。
- 若手の実力アーティストによる躍動感溢れる音楽を堪能しました。
- 素晴らしいお三方でしたね。どの曲も良かったけれどメンデルスゾーンは圧巻でした。何よりも演奏者の方々が楽しそうだったのがとても良かったです!
- 最初に軽い三重奏で始まって、二重奏やピアノソロが続き、休憩を挟んでトリは名曲メンデルスゾーンのピアノトリオを持ってくるというプログラム編成は完璧でした。バンドネオンの入らないピアソラを初めて聴きましたが、ヴァイオリンとチェロの演奏も良かったですね。ピアノトリオの名曲はベートーベン、ブラームス、チャイコフスキー、ドボルジャークと色々ありますが、メンデルスゾーンが一番好きで大満足です。CDで何十回と聴いていますが生演奏は初めてで、震えがくるほど感動しました。演奏者のトークも良かったです。
- ピアノ、ヴァイオリン、チェロが紡ぎ出した音の粒が身体の内側に染み入るようで、忘れ難いひとときとなりました。
- 金子さんのお喋り、楽しかった!音楽の楽しさを再確認できて大満足でした。坂井さん、北川さん、皆さんの技量が素晴らしいので、じっくり聴かせて頂きました。お三方とMusic Dialogueをこれからも注目していきたいと思います。
- 私もヴァイオリンをやっているのですが、北川さんの演奏には感動しました。私の大好きなピアソラを2曲も聴けたのは最高でした。
- 若い歯切れの良い演奏に元気を頂きました。普段は目立たないチェロの演奏者の軽妙なお話が演奏会の雰囲気を盛り上げ、和ませ、心地良いひとときでした。サロンコンサート風のこんな演奏会を楽しめる機会を有難うございました。服部くんのこと、いつまでも覚えておくべきことと思います。ご両親の思いを大切に寄付させて頂きました。
- 期待以上の素晴らしコンサートで感動いたしました。ピアノ、ヴァイオリン、チェロのお三方の才能に感心し、このようなコンサートに伺えて幸せでした。
- 才能ある若手音楽家の渾身の演奏に、溢れるエネルギーとほとばしる情熱を感じました。
- 3人のアーティストの息の合った心に残るコンサートで、特にメンデルスゾーンは感動しました。
- 若手3人の演奏者は初めて聴きましたが、素晴らしい演奏で思わず引き込まれて聞き入りました。気を入れて聴くと結構疲れるものであることを知りましたが、それは心地よさに包まれた疲労感で、満足して帰ってきました。ピアソラの「タンゴの歴史よりCafe1930」、オリジナルのフルートとギターの演奏は何度も聴いたことがありましたが、ヴァイオリンとチェロの組み合わせは初めてで、ギター・パートをチェロで演奏するのは難しい、特に和音はどうやって表現するのかな、などと思って聴いていましたが、ピチカートを多用したり工夫てんこ盛りの編曲で大変面白かったです。後半のピアノ三重奏は重厚な曲で、演奏者も大変ですが、聴く方もお腹いっぱいと言う感じでした。アンコールはピアソラのオブリビオンで、その前のメンデルスゾーンの大曲とはガラッと変わったしっとりした雰囲気で、締めくくりの曲としてぴったりでした。
小林啓子(14期生)

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