AFS友の会チャリティーコンサート

~秋に捧げる珠玉の木管五重奏の響き~

会場: 杉並公会堂小ホール
演奏: 木管五重奏団「クインテット・アッシュ」


2017年10月2日に開催された第13回AFS友の会チャリテイーコンサートは、クインテット・アッシュによる木管五重奏でした。
フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの5つの楽器によるアンサンブルで、ピシッと正装した奏者が整然と入場、オーディエンスにも厳かな空気が流れます。
と思ったら実に軽やかで楽しげな音色が会場に響き渡りました。それぞれの楽器が個性的な特徴を持ちながら織りなすハーモニーは本当に美しく、時に暖かく時におちゃめに私達を包み込みこんでいきます。
前半ではオーソドックスな楽曲が中心で、後半はなんと日本の歌、映画音楽の楽曲が続きました。

演奏が始まって目をつぶって聴いていたら、しばらくして浮かんできたのがディズニーランドの世界でした。あぁ、なんだか楽しくて煌びやかで夢と魔法の国に迷い込んだ気分、かと思えば日本の歌では雅楽のようなみやびな音色にびっくり。
暖かさ、楽しさ、軽やかさ、繊細さ、荘厳さ、哀愁感、どれをとっても魅力的で、木管五重奏の幅広さに驚かされました。

今回は奏者からそれぞれの楽器の紹介や活動についてのお話もありました。楽器は小さければ小さいほど高い音を、大きければ大きいほど低い音を出すということを楽器の紹介を交えてユーモアたっぷりに実演したり、演奏だけではなく楽器の成り立ちや特徴を説明して下さったりで、木管五重奏がぐっと身近になりました。
改めて気づいたことですが、あれだけ種類の違う5つの楽器を奏でるのに指揮者がいない!ことに驚きです。指揮者もなく5人の奏でる音が一糸乱れることなく心地よく響き、本当に素晴らしかったです。

まさに夢と魔法のようなひと時でした。
AFS30期 濱崎洋子



木管五重奏団 「クインテット・アッシュ」

「クインテット・アッシュ」は呼びかけ人の濱崎由紀さん、調和を意味するハーモニー、家や故郷を意味するホームの頭文字【H】をフランス語読み(アッシュ)で命名したもの。
メンバーは宮崎由美香(フルート)、最上峰行(オーボエ)、濱崎由紀(クラリネット)、石川 晃(ファゴット)、猪俣和也(ホルン)のみなさんです。今回は都合により、ホルンは日橋辰朗さんが代演しました。
一人ひとりが多彩な音楽経験を持ち寄り紡ぎ出す音楽は、日本を代表する木管五重奏団の一つとして注目を集め、日本各地で地域に密着した音楽活動、演奏活動を続けています。
2013年にはファーストアルバム「HUMORESKE」を、2017年セカンドアルバム「プルチネッラ」「マ・メール・ロワ」2枚同時リリース。

演奏曲目

エンターティナー   スコット・ジョプリン作曲
山の音楽家じゅんばん協奏曲
ノベレッテ        フランシス・プーランク作曲
木管五重奏の為の3つの小品より ジャック・イベール作曲日本の歌
サウンドオブミュージック  リチャード・ロジャース作曲
ジブリ映画より
プルチネルラより   イーゴリ・ストラヴィンスキー作曲

演奏者に花束を贈呈する留学生のナビラ・サブリナさん(インドネシア)とホストファミリーの高橋万帆さん

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