北海道の4つの支部(札幌、旭川、帯広、オホーツク)では、毎年共同で会報「AFS北海道」(年2回:春号・秋号)を編集・発行しております。4支部はそれぞれが地域に根ざしたAFS活動を、また北海道にゆかりのある企業・個人の寄付による地域奨学金「どさんこ奨学金」や、AFS留学プログラムやホストファミリーの募集などを発信しております。

AFS北海道

このほど2019年の秋号が完成しましたが、本紙にこの4月就任した鈴木直道北海道知事からAFS活動に温かいメッセージが寄せられました。

「グローバル人材の育成と多文化共生社会の形成に向けて」と題した1ページ大の寄稿では「AFS日本協会におかれましては、1954年以来、多文化共生と国際相互理解を目指し、長きにわたり高校生の交換留学を支援され、未来を担う人材の育成にご尽力いただいていることに、深く敬意を表します」とご理解と共感の言葉が寄せられています。

知事メッセージ

また、「AFS北海道におかれましては、独自の奨学金制度である『どさんこ奨学金』を創設され、留学生の派遣や海外からの受入れを支援されるなど、多くの若者が異文化に触れる貴重な機会を提供していただいており、心から感謝申し上げます」と語り、グローバル化が進展する中での北海道の国際的政策を挙げ、具体的に説明しております。

AFS北海道では、こうした行政的理解の広がりに力づけられるとともに、今後ともAFSの存在感の更なる発信や各種のプログラム・ホストファミリーとホストスクール開発などでも、各行政機関や教育委員会などとのネットワーク協働に向けて努力したいと考えております。


グローバル人材の育成と多文化共生社会の形成に向けて

日頃より本道の国際化の推進にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。AFS日本協会におかれましては、1954年以来、多文化共生と国際相互理解を目指し、長きにわたり高校生の交換留学を支援され、未来を担う人材の育成にご尽力いただいていることに、深く敬意を表します。
また、AFS北海道におかれましては、独自の奨学金制度である「どさんこ奨学金」を創設され、留学生の派遣や海外からの受入れを支援されるなど、多くの若者が異文化に触れる貴重な機会を提供していただいており、心から感謝申し上げます。
グローバル化が進展する中、本道が将来にわたって発展していくためには、インバウンドの増加や道産食品の輸出拡大といった政策の推進はもとより、国際的なコミュニケーション能力やチャレンジ精神を持ち、北海道を世界に向けてアピールできる人材の育成が大変重要になっています。
道では、今年10月に倶知安町で開催されたG20観光大臣会合の際に、道内の高校生が観光振興に関する提言を各国大臣等に英語でプレゼンテーションする機会を設けるなど様々な取組を通じて、グローバル人材の育成を推進してまいります。
また、道内で暮らす外国人の方々と共に生きていく多文化共生の取組も大切です。2018年の道内在住の外国人は約3万7千人と、5年前と比較して約6割増えており、国の在留資格制度の改正等を踏まえると、今後更に多くの外国人の方々が本道に居住することが見込まれます。
このため道では、在住外国人の方々の生活全般に係る様々な相談に対応する「北海道外国人相談センター」を本年8月に開設しました。今後も外国人の方々が安心して暮らせる環境づくりに一層努め、多文化共生社会の実現に積極的に取り組んでまいります。
結びに、AFS日本協会及びAFS北海道のますますのご発展とご健勝を心からお祈り申し上げますとともに、今後とも皆様の変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げ、ご挨拶といたします。

北海道知事 鈴木 直道


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