11月9日、オリンピック・パラリンピック教育の一環として開催された「第2回 都立高校生等ボランティアサミット(主催:東京都教育委員会)」に、AFS留学生7人が参加しました。

会場は東京国際フォーラムのホール。本イベントは「国際理解」と「ボランティアマインドの醸成」をテーマとして、AFS日本協会理事でもある秋沢淳子さんの司会のもと、都立高校生の海外ボランティア体験報告やグループディスカッション、パネルディスカッションなどのプログラムが行われました。

留学生(ドイツ、インドネシア、マレーシア、パラグアイ、韓国、ベトナム、スリランカ)は、5-6人で編成された高校生のグループにひとりずつ入り、ボランティア活動や自分たちが今できることについて話し合いました。グループの意見が即座に会場スクリーンに表示されるネット集計システムや、多言語に対応した音声翻訳アプリなど、意見交換が促進されるような様々なシステムが活用されていました。

パネルディスカッションでは、元ラグビー日本代表キャプテン・廣瀬俊朗さん、ボッチャ北京パラリンピック日本代表・海沼理佐さん、3人の都立高校生とならんで、スリランカからの留学生サウィさんが壇上にあがりました。

サウィさんは、本国スリランカにて、児童養護施設や老人ホームでボランティア活動を行ってきたことを例に出し「ボランティアは助けを必要とする人を助けることができるだけでなく、自身の怒りや不安をおさえ、自分自身を幸せにできる機会でもある」と語ってくれました。また「オリンピック・パラリンピックは単にスポーツや競争の場ではなく、国と国を結び付け、尊敬やフレンドシップについて教えてくれる機会」と、国際理解の視点でも意見を述べてくれました。

様々な学校から約400人が参加した今回のイベント。同じ世代同士で意見を交換することで、それぞれが新しい気付きを得る良い機会になったことと思います。
また、参加留学生のうち韓国のジヒョンさんは、このイベントに参加したことを後日、自作の新聞にしてホストスクールで披露してくれました。


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