2022年3月31日、一般財団法人 東海東京財団は、AFSで留学する高校生を対象にした奨学金「東海東京財団 留学奨学金」の授与式を開催しました。

「東海東京財団留学奨学金」は、地域の将来を担う人材、特に国際分野で活躍する人材育成を目的とした奨学金です。愛知県の高校生で、AFSの年間派遣プログラムに参加する生徒を対象に、プログラム参加費の一部として、1人あたり100万円が支援(給付)されます。

今年度は、選考の結果、5人の生徒が選ばれました。2022年8月以降、順次、フィリピン、タイ、ハンガリー、アメリカへの出発を予定しています。

授与式では、冒頭、東海東京財団理事長の石田建昭様より「コロナ、戦争、災害等がある中、世界の人々は交流し、理解を深める必要がある。そのような中で留学を希望する声を聞いて嬉しく思う」とお言葉をいただきました。続けて、生徒に向けて「ワクワクする海外生活を体験して欲しい。安全な日本とは違うこともある。臆病にはなる必要はないが、警戒心を持って臨んでほしい。経験を日本に持ちかえり、嬉しいお顔とお会いできるのを楽しみにしている」と祝辞が送られました。

生徒たちは「感謝と努力を忘れずに、日々精進していく」「同世代の人々との異文化交流を楽しみにしている」「日本では経験できないことを経験し、視野を広げて、自由な発想が出来るようになりたい」など、留学への抱負を発表しました。

AFSの年間派遣プログラムの参加者は、約1年を異なる国のファミリーのもとで過ごし、同世代の若者と交流します。異文化での生活体験を通じて、多様な人々を理解する力、共によりよい社会を築く力を育てます。
帰国後も互いを訪問しあったり、結婚式に参加したりするなど、相互交流を長く続ける人の多いこともAFSプログラムの大きな特徴です。生徒のみなさんも、留学先での出会いや発見を大切にし、それぞれの成功体験を積みあげ、充実した異文化体験を送られることを祈念しています。


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