AFS日本協会は、次世代のデザインプロフェッショナルを育てることを目的とした「アドビ認定プロフェッショナル世界学生大会2023」という大会の日本代表コンペに、「テーマの提供」と「審査」という形で参加させていただきました。

2023年のテーマは「異文化学習の推進」です。参加者には「インスタグラム投稿素材」と「チラシ」の制作が課され、このたび選考コンペの入賞作品2点が発表されました。



アドビ認定プロフェッショナル世界学生大会2023 日本代表選考コンペの入賞作品

本大会の応募者は、それぞれが「異文化を学ぶことはなぜ必要なのか」を自分なりに捉え直してくださいました。例えば、新たな価値を生み出す初めの一歩だから。笑顔があふれる社会のために必要なことだから。関わり合いの深い現代にあっては、共通の未来のために不可欠である、など。どの作品にも、「異文化学習が必要なのは、○○だから」という、それぞれの解釈がありました。

異文化を学ぶ中で大切だと言われていることのひとつに「クリティカル・シンキング」、ものごとを多様な角度から眺めて客観的に分析する、という行為があります。問われていることの本質は何かと考えることは、今回のデザインコンペに参加された方々も実行されていたように思います。

AFSは普遍的な価値ーすなわち、公正で平和な、よりよい世界を築くーために、高校生の交換留学を中心に、多様な文化や価値観の人々と「共に生きることを学ぶ」活動を約75年にわたり続けています。

AFS日本協会は、これからも異文化学習の機会を提供していくために活動を続けます。今後、「アドビ認定プロフェッショナル世界学生大会2023」の入賞作品も活用する予定です。作品を通じ、異文化学習について考える人、異文化と共に生きるということについて関心を持ち続けてくださる方が増えることを願っています。

アドビ認定プロフェッショナル世界学生大会 WEBサイト


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