2023年12月14日、2024年に留学する高校生を対象とした「東海東京財団 留学奨学金」の授与式が、一般財団法人 東海東京財団の主催で開催されました。

「東海東京財団留学奨学金」は、地域の将来を担う人材、特に国際分野で活躍する人材育成を目的とした奨学金です。愛知県からAFSの年間派遣プログラムに参加する生徒を対象に、プログラム参加費の一部として、派遣先に応じて1人あたり100~150万円が支援(給付)されます。

2019年派遣の第1期から継続して、第6期目となる今回は、選考の結果、アメリカ、ホンジュラス、イタリア、メキシコに派遣される4人の生徒が選ばれました。

冒頭、東海東京財団の石田理事長からは「未来は、若い人の情熱によって決まる。それは歴史や他国の発展状況をみてもわかること。ぜひ、何でも見てやろうという精神で、またこの経験は自分の人生にとって大切なものになるという意識をもちながら、頑張ってほしい」という言葉がおくられ、最後にイギリスの元首相・チャーチル氏の言葉を引用し、失敗を恐れることなく、誠実に、そして勇猛果敢であれと奨学生を激励されました。

AFSからは、今この時代はまさに相互理解の姿勢が大切であること、また留学中は苦労もあると思うが、周りで支えてくれる人のやさしさを感じながら頑張ってほしいとエールを送りました。

奨学生たちは「和太鼓や弓道、日本料理など、日本の文化を紹介したい」「情報技術など日本より進んでいる分野で、最先端の専門性に触れたい」「将来は建築家になりたい、現地の様々な建築物を見たい」「生きる力、違いを乗り越える力を身に付けたい」など抱負を延べ、また「支援して良かったと思ってもらえる留学生活を送りたい」「夢に見ていた留学という機会をいただけたことに感謝。派遣生としてもっと相応しくなりたい」と、奨学生としての覚悟も示してくれました。

奨学生たちが10代の柔軟な感性で、日本とは異なる様々な文化に触れ、自分自身や世界について洞察を深め、将来に活かしてくれることを願っています。


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