AFS日本協会は2025年10月から11月の1か月にわたり、文部科学省補助事業として「異文化理解ステップアップ事業」と、AFS独自の秋短期来日プログラムを実施しました。

「異文化理解ステップアップ事業」は、日本語を学ぶ海外の高校生を日本に招き、一般家庭でのホームステイや高等学校への体験入学等の活動を通じ、日本の社会や文化への理解を深める機会を提供するプログラムです。日本人の高校生にも、留学生を受け入れる経験を通して、異文化に対する理解と共生に必要な資質の育成・向上を図ることも目的としています。
2025年は、アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル、フランス、ハンガリー、ラトビア、モンゴル、ニュージーランド、ポーランド、タイから、計23名が来日しました。

AFS独自の秋の短期プログラムでは、オーストラリアから2名、ブルガリアから3名が来日しました。
オーストラリアからの生徒は、1名が豪州で事業を展開する Mitsui Resources Pty.Ltd.による「Mitsui Resources Scholarship」を、もう1名が関連会社からの支援も含めた「Akito Sumibo Scholarship」の支援をいただいての来日です。

この2つの奨学金は、日豪の人的交流関係を深めるために始まったもので、支援が始まった2006年から2025年までに40人を超えるオーストラリアの生徒が来日しています。日本の一般家庭での生活と学校での交流を通して日本への学びを深める機会を提供することで、生徒はもちろん、生徒の家族や友人の日本への関心を深め、日豪の相互理解関係の構築と発展に寄与しています。

ブルガリアからの3名は、株式会社明治による「明治ブルガリア奨学金」を受給して来日しました。本奨学金は2009年に始まって以降、2025年までに58人のブルガリアの高校生の来日を支援しています。ブルガリアには日本語を習っている生徒が多く、高校生のうちに1ヶ月の日本を体験できる機会は、これらの生徒にとって「夢を叶える大きなチャンス」です。帰国前にはスポンサーである株式会社明治を訪問させていただき、日本の学校での部活動の体験やホストファミリーとの思い出深い時間についてなど、直接、ご報告をさせていただきました。

日本はさまざまな国から関心を集めています。来日を願う生徒の気持ちに応え、家庭に、学校に、留学生を受け入れてくださった皆さまに、心より深く感謝申し上げます。
ホストファミリーとしての留学生の受け入れに関心をお持ちくださっている方は、ぜひホストファミリーにご登録ください。(ホストファミリーお問い合わせ)
プログラム支援にご関心のある方は、広報募金室([email protected])まで、お気軽にお問い合わせください。
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