遂に、 私の夢であった留学が幕を閉じました。
支えてくださった森村豊明会の皆様には心より感謝しております。

前回のレポートを出した時から約半年間、 着々と帰国が迫っていく中、ホストファミリーや級友と、かけがえのない時間を過ごすことができました。また、AFS の制限も緩まり一人での外出が許されたことにより更にアクティブになれました。
3月の初旬に、初めて一人で旅行に行った日の景色やその町の匂い、そして自分の感情は今でも鮮明に思い出すことができます。頼れる人がいない、英語は通じない…。不安は少なからずありました。しかし、今まで頑張ってきた留学生活から、何かあっても自分は必ず乗り越えられるという自信もあったのです。
そして実際、電車の遅延など小さなハプニングはあったものの無事に家に帰ることができました。心配していた現地語は困るどころか、行く先々で「驚いたわ、 上手に喋れるのね。」と言っていただけて、 一人舞い上がっていたのを覚えています。 それからまた語学習得に力が入りました。

そしてこの留学において一番印象深いのは、やはり帰国前一週間の生活です。何もかもに「最後 」という言葉がついてきて本当に寂しかったです。しかし、ホストファミリーをはじめ多くの方が思い出づくりの予定をたててくださったり、 記念のギフトをくださったりと一年間で築き上げた人との槃がりや温かさに胸がいっばいになる一週間でもありました。

学校だけではなく日頃から支えてもらった大好きな級友達

ホストファミリーよりも一緒にいる時間が長かったであろう10人の級友達には本当に感謝しています。 毎日毎日嫌な顔一つせず面倒をみてくれ、「卒業旅行は樹奈に会いにみんなで日本にいくからね 」と言ってくれた時は涙が出そうなほど嬉しかったです。
彼ら以上に頭が上がらないのは、なんといってもホストファミリーです。右も左もわからない時から、一番近くで温かく見守って助けてくれました。初日から良い意味で気を使わず、また「樹奈は家族だよ」「四人目の娘」という言葉もくれました。 私が一度もホー ムシックにならずに居られたのは、まぎれもなくあの家族だったからこそです。帰国後もとても気にかけてくれ、 毎日のように連絡を取り合っています。

家族や友人に誕生日を祝ってもらった時の写真

チェコの言語、歴史的背景や、文化、現代の生活など一年の留学から学んだことは数えきれないほどありますが、私がこの留学で得た宝物はチェコの人々との出会いです。見ず知らずの私を受け入れ支え、そして愛してくれました。私だけではなく日本の文化や、生活にも興味を示してくれました。そのおかげで、私は自分や自国を今まで以上に大切にしたいと思えています。

またこの留学から学んだ最も大きなことは、感謝の気持ちです。当たり前のことですが、私はこれまでその本意をわかっていなかったのだと気が付きました。留学中、お弁当作りや送り迎えなど、ホストファミリーがしてくれることにありがたく、また申し訳ないとも感じていました。日本にいた頃、両親のサポートに感謝はしていたもののそれがまるで、ご飯を食べること、寝ることのように日常動作になってしまっていました。この留学ができているのも両親のおかげです。チェコの方々への感謝を通し、自分が恵まれた環境にいるのだということを実感することができました。これがこの一年で私の中で生まれた、最も大きな変化です。

帰国後は、両親に恩返しをすべくまた、再びチェコヘ帰るときに恥じない自分になるために、大学受験や将来に向けてすでに頑張り始めています。留学を人生の強みとして、世界で必要とされるような立派な人間になります。
最後になりましたが、私のもつ可能性や留学への思いを信じ、ご支援いただいた森村豊明会の皆様には心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

最も長い時間を共に過ごした妹とプラハ空港で別れる時の写真

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AFS 65期チェコ派遣 / 窪田 樹奈

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