10年ぶり2度目となるホストファミリーの来日が実現しました。30年前の高校留学時にオーストラリアで私を温かく受け入れてくれたホストブラザーのAndrew(アンドリュー)とその家族(妻・5歳と3歳の子供)です。

私の留学体験はかけがえのない素晴らしいものでしたが、一方で多感な時期に日本の環境から離れたことで、帰国後は学習や生活面でのギャップに悩み、高校卒業まで苦しい葛藤の日々を送りました。それでも、その苦悩を包み込んでくれたのがホストファミリーとの出会いです。帰国後も30年間にわたり絶えず連絡を取り合い、少しずつ築き上げてきた信頼関係は私の生涯の宝物となりました。やがて私が結婚し親となり、今度は私の子供が彼らにお世話になるという温かい循環も生まれました。

今回、Andrewらは東京や京都といった大都市ではなく、私たちが暮らす大分県へ足を運んでくれました。「有名な観光地に行かなくていいの?」と驚く日本の家族に、彼らは笑顔で“Oita is No.1!”と応えてくれ、胸が熱くなりました。大分という地方ならではの思い出を作ろうと、稲刈りやそうめん流し体験、ボウリング大会、日々の家庭料理を共にする計画を立てました。

妻のJasmine(ジャスミン)はおにぎりや卵焼きに興味を示してくれ、一緒に作り彼女が洋食を作ってくれる日もありました。幼い子供たちも日本語で「おいしい!」と嬉しそうに喜んでくれ、笑顔と喜びに満ちあふれた本当に幸せな2週間となりました。

30年の時を経てお互いが大人になり親となった今、心を通わせ合える感謝を直接伝えることができ、彼も同じ想いであることを確認できました。

現在私はNPO法人を通じて留学生をサポートする仕事をしています。AFSを通じた異文化交流から始まったこの繋がりが、次世代へと受け継がれていく素晴らしさを実感しています。

次は私がオーストラリアを訪ねることを約束し、今度は10年も待たずに笑顔で再会できることを楽しみにしています。

AFS42期(1995-1996)オーストラリア派遣生 K.Sさん


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