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日本に帰る飛行機に乗っていた時、日本に帰れるという喜びと同時に、香港を離れなければならないという悲しさに満ち溢れていました。香港の家族、友達、他の国からの留学生、そのすべてを思い出にしまい込み、無事に帰国できました。
自分で言うのもおかしいかもしれませんが、本当にたくさんの人に対する感謝しきれない感謝と共に帰ってきた私は一回り大きく成長できたのではないかと思います。知識や言語の面では成長しきれてなくて悔いのあるところもあり、この10か月を通して学ぶことは私にとって多すぎました。1年前の私は正直留学を舐めていたなぁと反省しています。

日本に帰ってきて最初に経験したのは、「逆カルチャーショック」でした。街に日本語がたくさん書いてあり、道が広く、建物も人も香港に比べて少なく、ごみ箱も少なく…。帰国して改めて見た「日本」というのは、私にこれまでの生活すべてを思い起こさせました。そして改めて「私は日本に帰ってきたんだ!!」と実感し、同時に第二の故郷から離れた寂しさ、ホストファミリーともう前のように一緒に生活できない悲しさ、色んな感情が入り混じって、とても複雑な気分になりました。今までに感じたことのない、嬉しいのか悲しいのか自分でも判断しがたい、不思議な感情でした。

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親友と学校帰りにデザート屋さんで

また、「逆ホームシック」というのも経験しました。というか、現在進行形で私は今「逆ホームシック」を経験しています。
一緒の部屋を共有していたホストシスターとは、服の趣味や音楽の趣味が似ていて、一緒にお菓子を作ったり、一緒に動画を撮ったりしたのが本当に楽しかったし、嬉しかったです。
日本が大好きなホストブラザーには広東語を教えてもらったり、私の知らないアニメを一緒に観たり、私の知らない「日本」を教えてもらったりして、毎日が楽しかったです。
ホストマザーにはたくさんの場所に連れてってもらって、ホストファザーとはランニングに行ったり、毎晩夕食後に2人でドラゴンフルーツを食べたり…ここには書ききれないほどのたくさんの思い出が恋しくて、今すぐにでも香港に帰ってまたいつものようにあの家で生活したいです。

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空港で香港派遣生と最後に

これからまた日本で普通の学生として生活するにあたって、この思い出の数々はどのように役立つか、正直わかりません。しかし留学したことによって得られた「何か」は私の人生のなかで大きく役立つことになると信じています。帰国してからも辛いことはたくさんありますが、留学という人生で何回も無いチャンスに飛び込んだ自分を信じて乗り越えて行きたいと思います。

2014年8月 香港派遣
AFS60期生/JFAMみちのく応援奨学生 田中美音

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