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金井要さん
東京検疫所長
(AFS27期生 1980年~1981年)

医師として患者の診療に携わってから、医療行政にはいる。厚生労働省では国際医療協力関連で、在スリランカ日本国大使館の書記官(経済協力担当)、WHO西太平洋地域事務局(在マニラ)の医官、国際協力室長などを歴任。また、JICAの国際緊急援助隊・医療チームとして、トルコ、ミャンマーなどの海外の災害現場で活動。AFSアメリカ留学経験者。

—AFSでの体験はその後のキャリアでどのように生きていますか?

やはりAFSで留学して人生が変わったと思いますし、留学していなければ今のような仕事には就いていないと思います。
今は途上国の方に良い状況を提供するという国際協力の仕事をしていていますが(※インタビュー時は、国立国際医療研究センターの国際医療協力部長)、AFSの延長のようなところもあります。
役所にいると色々な職場に配属されますが、そのたびに全く新しい同僚と仕事をしなければいけません。カルチャーが違うところにポンと放り込まれて、そこでサバイバルするという留学経験が、こういうところで役に立っていると思います。

AFS体験がその後のキャリアにどのように生きているか (動画メッセージを見る)

—AFSならではの魅力は何だと思いますか?

私は大学の医学部にいた6年間、ずっとAFSのボランティアをやっていました。その当時はホストファミリーの悩みを聞いたり、海外からの留学生に同行したり、キャンプでお兄さん役をやったりしていましたが、医者になってからはAFSのサポートスタッフとして、事務所からの医療問題の相談に応じています。
病気やケガがあった場合に「この病気はこうだからあまり心配しなくていいですよ」「必要だったらご家族と相談しましょうか」といったやりとりをしています。
AFSはOBがたくさんいますから、それも含めたサポート体制がしっかりしていると思います。

AFSの魅力 (動画メッセージ)

—グローバルに活躍するために必要な素質とは何だと思いますか?

コミュニケーション能力、そしてメンタル的に強くなることでしょうか。海外でも日本国内でも、全く違うコミュニティにぽつんと入ったときに、自分がはっきりしていればあまり悩まなくて済みます。あとは周りの人にどう説明するか、どう説得するかということを考えればいいわけですから、そういったメンタル的な強さは鍛えられたと思います。それと、自分はどんな人間で、どんなことに興味があるのかがきちんと話せるようなコミュニケーション能力を身につけることができれば、どこでもやっていけるのではないでしょうか。

グローバルに活躍するために必要な素質 (動画メッセージ)


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