9月10日に開催した異文化交流会で、2014年度に尾三支部で受け入れちょうど里帰り中だったマリカ(フィンランド)がスピーチをしてくれました。
その内容をご紹介します。


皆さん、こんにちは!

私は前から知っている方には、「お久しぶり」と言たいです。そして、今日初めて会う方には、「はじめまして」と言たいと思います。フィンランドから来たマリカです。現在21歳です。
2014年の3月から2015年の2月まで、尾道に住んでいました。尾道高校で日本の高校生活を体験したり、尾三支部の楽しいイベントに行ったりし、たくさんの良い思い出をいただきました。フィンランドに戻ってから今までの2年半、私は第2の故郷の尾道に帰ることを待っていました。

今回の旅行では、私と母はすでに1週間日本にいます。大阪、京都、東京を訪れました。尾道には、フィンランドに帰る前に1週間しかいません。

日本で過ごした1年間は言葉でいいたりないほど素晴らしい経験でした。それは人生の中でもっとも大変で幸せな時間でした。たくさんの新しいことを体験し、すばらしい人々に会うことができました。

フィンランドに本当に帰りたくなかったので、帰国するのは大きなショックでした。帰国後、日本語を勉強しないことで、気持ちがさらに落ち込みました。それが恥ずかしいだと思っていました。また、昨年、体調がよくありませんでした。日本の家族や友達と長い間連絡できなかったのは本当に残念です。しかし、皆さんの事をいつも考えています。

日本に来たとき、言葉の壁は大きな問題でした。それは難しいことでしたけど、楽しくて、特に私の思いを理解してもらえたり、相手の思いが理解できるときはとても嬉しかったです。

また、私の性格は本当にシャイでしたので、多くの人の前で話すのが好きではありませんでした。けれど今、誰の前でも日本語でスピーチをすることさえできます。

留学中会った人たちは、私の人生に大きな影響を与えました。もっと成長して、思いきって活動するようになったのに気づきました。私は前よりもっと自分がどう言う人間で、私の目標が前よりはっきりと見えるようになりました。

そして、ここで私も皆さんの人生に影響を与えたかもしれないと思っています。尾道高校での担任の先生は、フィリピンとアメリカで英語を勉強しながら一年過ごせるようになりました。私は先生が初めて英語を話した外国人でしたので、「マリカのおかけでこんなチャレンジをすることができます」と、先生は私に言いました。これは光栄の至りであろうと思っています。

帰国後、もう1年間を勉強して、高校を卒業しました。アルバイトで働き、多くのボランティア活動を行いました。今年の春、AFSヘルシンキ支部の支部長になりました。

帰国後、私は世界中を旅してみたいという衝動がありました。皆さんは、マーチとタイラを覚えていますよね?2015年後半には、私たちは旅行を計画しました。私はオランダに行って、マーチの家に泊まりました。そこから、私たちはベルギーに車で行って、スペインを訪れました。そこでは、タイラとやく1週間を過ごしました。

そして、実は、今年6月にタイラはフィンランドへ旅行して、一緒にフィンランドの文化を体験しました。残念なことに、その1週間は非常に寒かったので、タイラはメキシコ人として大変だったと思います。

2015年に私と母は韓国のソウルに2週間滞在しました。昨年、私は3ヶ月間以上スウェーデンに住んでいました。今年の3月には、オーストリアで1週間ぐらい過ごしました。 6月に、一人でイギリスの多くの場所に行きました。今からちょうど1ヶ月前、私と私の友人はアイスランドで1315キロを運転し、ハイキングして、多くの楽しいことを体験しました。おそらく来年の始めごろタイラに会うため、メキシコを訪れたいと思います。やっぱり世界の中には行きたい場所や経験したいことがたくさんあります。

日本の大学で政治学の学士号を取得するため、日本の国費外国人留学生プログラムから奨学金を申請していました。5年間の奨学金です。申請プロセスの最初の部分に合格しました。まだ2番目の部分がありますので何もたしかではありません。また、イギリス、オランダ、スウェーデンの大学にもしんせいする予定です。

留学は本当に私の未来を変えました。日本にたくさん良い友達ができて、素敵な家族もふたついます。他の国に引っ越しても、日本を訪れることを約束します。

3年前皆さんから素晴らしい思い出のお土産をいただきました。今も、皆さんの優しさに感謝しています。本当に、心から御礼をもし上げます。これからもよろしくお願いします。


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