3月下旬に来日した春組年間生が来日1ヶ月を経過したのに合わせて、ローカルオリエンテーションを開きました。

 この時期は、生徒も大分日本の生活に慣れてきたとはいえ、文化の違いへの戸惑い、思うように日本語力が上達しない苛立ち、それに伴い周囲とのコミュニケーションがうまくできないことへの焦りなど、年間留学だからこその最初のハードルを迎えます。ホストファミリーも同様です。
 そこで、生徒、ホストファミリー双方の話を充分に聞き、現在の適応状況を確認し、今後の留学生活を意欲を持って進めるためにどんなことを心がけたらいいか、また支部ボランティアからアドバイスや説明を受けるだけでなく、当事者同士の話し合いの中から解決の糸口を見つけてもらうようにします。

 生徒たちは「納豆は食べられません(苦笑)」と一様に言いながらも昨秋から留学しているセンパイ秋生の「蕎麦や丼ものは美味しいよ」「餃子やたこ焼きは好きになると思う」などの情報を熱心に聞いていました。
「悩みがあったら誰かに話してみると気持ちが楽になるよ。誰かが自分の気持ちを知っていると分かるだけで解決していないことも前ほど苦しくなくなる」と当事者だからこその説得力ある意見もありました。

 ホストファミリー様には、それぞれに日々の生活をする中でご苦労や笑い話を伺うことができました。
言語ではまだコミュニケーションが取りづらくても、お互い80年代ポップスが好きで意気投合している生徒とホストファザー。
毎日のお弁当詰めをホストマザーに教わりながらできるようになった生徒もいました。
体調を崩している生徒のことは我が子のように心配して、テストで100点取ってきた生徒のことは我が子のように自慢して。愛情をもって生徒を受け入れてくださっていることが伝わります。

 日々の生活を通して絆が深まることを祈ってやみません。


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(公財)AFS日本協会 長野南信支部
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