2021年6月17日、「AFS友の会ネットワーキングの集い」がオンラインで開催されました。お話ししていただいたのは開催当日19歳と18日という、今までで最も若い講師、AFS66期生(2019~2020)でインド留学から昨年帰国した山邉鈴(リン)さんです。


長崎県諫早市出身の人一倍「違和」に敏感な子どもだったと言う鈴さんは、中学生の頃から日本のみならず、世界に広がる格差や貧困に関心を持ち、中学時代には長崎県主催のスイス国連欧州本部見学やNPO法人「国境なき子どもたち」の友情レポーターとして貧困にさらされるフィリピンの子供たちを取材するなどの行動を始めました。

そして高校2年生のとき、AFSでインドへ留学。カースト制度に対する問題意識から、スラム街の子ども達をモデルに起用し、会場・衣装探しなどのため多くの人々を動かし、ファッションショーを企画・実現したことは日本でも報道されました。

帰国後は国内の格差の広がりや分断への一層の危機感から、「この割れ切った世界の片隅で」」という記事を投稿。数々のメディアに取り上げられ、また著名人との対談にも登場しました。今年9月からは米国ボストンのWellesley Collegeに進学です。今後はボストンからの情報発信が楽しみですね。

演題の「分かり合えない人と分かり合う方法」については、「自分の”ふつう”は他人の”ふつう”ではないかもしれないことに気づくこと」、「自分の”ふつう”の外の人とたくさん話すこと」、「”聞いてもらえる”、”聞いてもらえない”のが当たり前とは思わないこと」、そして最後に「”共に生きることが出来る”と信じ、努力すること」と語っています。
これは「Walk together, talk together」のAFSスピリットに通じますね!

もっと知りたい方はYouTubeの録画をご覧ください。


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