2025年12月9日、2026年に留学する高校生を対象とした「東海東京財団 留学奨学金」の授与式が、一般財団法人 東海東京財団の主催で開催されました。
「東海東京財団留学奨学金」は、地域の将来を担う人材、特に国際分野で活躍する人材育成を目的とした奨学金です。愛知県からAFSの年間派遣プログラムに参加する生徒を対象に、プログラム参加費の一部として、派遣先に応じて1人あたり100~150万円が支援(給付)されます。
2019年派遣の第1期から継続して、第8期目となる今回は、選考の結果、カナダ、ベルギー、タイ、インドネシアに派遣される5人の生徒が選ばれました。

東海東京財団の石田理事長からは「海外に行くということは未知や不安と遭遇する経験でもあるが、そのような境遇を乗り越えるほど、自身のたくましさが磨かれ、仲間とのネットワークも広がっていく。旅立つ皆さんを全面的に応援したい」という激励のお言葉をいただきました。
AFSからは「高校生はフレキシブルに様々なことを吸収できる特別な時期。好奇心をもって挑戦を続け、人生の宝物を得てきてほしい」という応援の言葉を送りました。
奨学生たちは支援への感謝を述べると同時に、「多様な価値観をもつ人々と信頼関係を築けるように努力したい」「留学を経て帰国した際には、貴重な経験を一つひとつ周りにも伝えていきたい」「経験を通して助け合い、心の広い人間に成長したい」「将来は世界をつなぐコンテンツをつくりたい」「人と違う経験をすることを自分の個性としていきたい。ネットの情報だけではなく、自分で体験することを大事にしていきたい」など各自の抱負を聞かせてくれました。
柔軟な感性をもつ10代の奨学生たちが、慣れ親しんだ環境の外に身を置くことで様々なことを発見し、その経験を将来に活かしてくれることを願っています。
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