ウェールズは、城がたくさんあって、日本とは全く違う街並みでした。どの建物もみんな似ているので、初めの方はよく迷子になりましたが、徐々に慣れてきます。

私が一番印象に残っているアクティビティ―は、カーディフベイにあるウェールズの国会議事堂へ行ったことです。
会議中にもかかわらず、会議の様子を上からのぞいて見学することができたので、とても驚きました。途中で退席したり、逆に途中から会議に入ってくる人がいたりして、日本だったらありえないと思いましたが、案内係の人が「みんな忙しいから、この方がいっぱい会議に参加できていいでしょ」と言ったことに納得し、そういう考えもあったのかと気付きました。

また、現地での一番の思い出は、学校へ初めて行く日にホストマザーに最寄りのバス停まで送ってもらい、「グーグルマップで行けるよね?」と聞かれ、送り出されたことです。
WiFiがなかったため、グーグルマップなど使えるはずがなく、焦っていた私たちに、同じバスに乗っていた現地の方がどこで降りるのかを教えてくれました。
学校の最寄りのバス停から学校までは10分くらいで到着するのに、10人ほどに道を聞いて30分以上かけてようやく着いたときは、とても達成感がありました。

このとき、自分から外国人に初めて話しかけましたが、たどたどしい英語なのに丁寧に教えてもらい、とても嬉しかったです。
私は日本で道を聞かれても、”Sorry.”と言って逃げていたけれど、道を教えるという誰でもできることで、ここまで自分が助けられるということを知りました。なので、これからは、聞かれたら答えるのはあたりまえだし、困っていそうな人に自分から声をかけるようにしたいです。

最後に、私はこのプログラムに参加して、英語力だけでなく、積極的に話すことの大切さや、色々考えて悩む前にまずは行動してみると案外上手くいく、ということを身をもって体感しました。
もちろん出発する前は、「ホストファミリーとの会話が成立するかな」とか「家に帰れなくなったらどうしよう」とか「授業についていけるか」など不安はたくさんありました。でも、現地に行ったら、そんなことを全部忘れて、日本ではできないような貴重な体験やホストファミリーとの会話を楽しんだりできました。
一つひとつの経験で考えの幅が広がり、たった2週間なのに、たくさんのことを学べ、とても充実した時間でした。

ウェールズ短期プログラム派遣 S.S.

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