約11ヶ月のドイツでの留学生活が終了しました。前回レポートを提出したときはドイツでの生活がまだ4ヶ月ほどで、やっと生活に慣れて学校やファミリーについての悩みが出てきた頃でした。留学生活が半分過ぎた頃には学校の友達、AFSの友達と放課後や休日に遊ぶことが増えたり、ファミリーと絆が深まっていったり、自分のドイツ語レベルも上達していき、毎日とても充実した留学を送れました。

充実していると言っても、思い描いていた留学生活とは少し異なる部分がありました。例が2つあります。
最初のイメージでは、現地の学校では簡単に、一生友情が続くであろう友達ができると思っていました。最終的にとても大切な友達がたくさんできましたが、それまではとても苦戦しました。諦めずに友達になりたいという意思を話しかけたり、遊びに誘ったりして伝え続けたおかげだと思います。
逆に、AFSの友達は日本人だけで他の国の人達とは関わる機会がないと思っていました。この留学を通して約13カ国に知り合いをつくることができました。ドイツについてだけではなく、思いがけていなかったほどたくさんの国について学べたことをとても幸せに思います。同じ街に住んでいたコロンビアからの女の子とは今でも親友と呼べる深い関係を築く事ができました。

ホストファミリーとは、休日にゴーカート、アイススケート、トランポリンに連れて行ってもらったり、クリスマス、ニューイヤーには伝統的な食べ物を作って親戚が集まり一緒に食卓を囲みました。ドイツの文化を教えてもらった時には日本のことも知ってもらおうと日本の文化も説明したりしました。帰国して少ししか期間は経っていないですが、毎日ホストファミリーと連絡をとっています。絶対日本に会いに来ると何回も言ってくれ、ホストマザーは日本語を勉強したいと日本語に挑戦してくれたり、とても愛をくれるホストファミリーと1年間過ごさせてもらえて幸せです。

離れた場所にいて連絡を取り続けるのはなかなか難しいですが、私の留学生活を最高のものにしてくれたドイツで出会った友達、ホストファミリーとこれからもずっと今の関係を保っていきたいです。
世界的に新型コロナウイルスが蔓延している中、行きたい場所に行けなかったり通常の留学よりできないことが多い状況ですが、それでも日本での生活では体験できない日々を過ごせました。
最後になりましたが、ドイツ留学を支えて奨学金をくださった関係者の皆様、素敵な経験をたくさんできる特別な機会を与えてくださり本当にありがとうございました。この1年で学んだことを将来生かしていきます。

森村豊明会高校留学奨学金奨学生
2021年派遣(冬組) / ドイツ派遣 H. R. さん

→中間レポート「ドイツ留学レポート コロナの中でも楽しく悔いない留学生活に」を見る

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この記事のカテゴリー: ドイツ | 年間留学体験談